皆さんは造形時間を少しでも早くしたいと思ったことはありませんか?
今回はこのような時におすすめの設定についてご紹介します。
インフィルをこれ毎に結合する
造形時間は短縮したいけど、クオリティはできるだけ落としたくないというのが
理想ではないでしょうか。
このような場合に役立つ機能が「インフィルをこれ毎に結合」という設定です。
この設定はプリント設定のインフィルの項目に用意されています
通常デフォルトの設定では1レイヤーが適応されています。
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この設定は、内部のインフィルをより速く印刷することを可能にします。
例えば、上記の設定では、インフィルは2層ごとに印刷されます。
つまり、最初に周囲の層を印刷し、次にもう一度周囲の層を印刷し、その後インフィルが追加されます。「3」に設定すると、インフィルは3層ごとに印刷されます。そのように続いていきます。
インフィルをこれ毎に結合: OFF
上記のようにすべての層が積みあがっていきます。
インフィルをこれ毎に結合: ON
対して、インフィルをこれ毎に結合を2レイヤーにすると外周部分だけが造形されている層があるのがわかると思います。
このように、インフィルを造形する層を2層に1回とすることで造形時間を短縮する機能です。
また、このときインフィルは通常より流量を増やして造形されます。
これにより足りない一層分を補うように造形することで強度の低下を抑制します。
インフィルをこれ毎に結合: OFF
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インフィルをこれ毎に結合 : ON
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このようにインフィルの押出量が増えていることがわかります。
注意事項
この設定を過度に調整するのは避けた方が良いです。
なぜなら、ノズルから一度に吐出できる量いは限界があるためです。
実際に造形してみた結果
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実際にインフィルをこれ毎に結合を2レイヤーで設定し、造形するとインフィルの間には隙間ができました。
これは、ノズルから出る樹脂の量がノズルの直径によって制限されてしまうためです。
まとめ
インフィルをこれ毎に結合の機能を使用することで、造形のクオリティをあまり落とさずに、造形時間を短縮することができます。
しかし、強度を必要とするモデルなどには不向きな設定のため、必要に応じて使い分けることが重要です。
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