最大16色のカラー造形が可能な小型FDM方式3Dプリンタ「Creality K2 PlusCombo」を使って、
カラー造形に挑戦しています。
前回のブログでは、専用スライスソフト「Creality Print」を用いた設定方法を解説しました。
今回のブログでは、作成したデータを使って実際に造形を行い、
どのようなモデルが完成するのか確かめてみたいと思います。
前回のブログをまだご覧になっていない方は、ぜひそちらからご覧ください!
プリンタの設定
プリンタで行う作業はフィラメントを設置することです。
1つのCFSユニットには最大4つの材料を設置することができます。
設置も非常に簡単でユニットの上に材料を置いて、材料を差し込むだけです。
独立したチューブのそれぞれにモータが付いており、自動でプリントヘッドまで押し出されます。

このように、フィラメントの取り付けも簡略化されているため、
初めてでも迷うことなく活用できます。
これで本体側で必要になる設定は完了しましたので
早速、造形していきます。
造形
造形するには、スライスソフト上から、プリンタへデータをアップロードします。
スライスした後、画面右下の送信印刷をクリックすることでWiFi経由で機械にアップロードされ、
造形が自動でスタートします。

直接データを送る以外にも、ローカルフォルダにgcodeとしてエクスポートすることもできます。

造形中の様子
開始直後

フィラメントが切り替わる部分

2色の材料を切り換える際、プリントヘッドに残った材料が次の材料と混ざらないように、
材料のパージを行います。
さらに、それだけでなく、ワイプタワー(写真後ろ側の青色ブロック)を作成するため、
2種類の材料が混ざることなく造形できます。
完成

約2時間程度で無事に完成しました!
早速テーブルから取り外して、実物を見てみます。


このようにキレイに目の部分だけに白色で造形できました。
2つの材料の境目にも大きな乱れはなく、きれいに造形されています。
まとめ
今回は、2色の材料を使用してフィギュアを作成してみました。
設定や必要な準備もほとんどなく、非常に簡単に多色造形をできました。
今後の検証ではよりカラフルなモデルの造形にチャレンジしてみたいと思います。
『マディ』の極める!3Dプリント研究所をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。