私はこれまで、分割して造形したモデルを接続する方法や2種類の材料を組み合わせた造形方法などをご紹介してきました。

これらの方法は、PrusaSlicerで使用できる機能を使って行うものでしたが、
一般的に2つのものをくっつけるとなると、まず思いつくのは接着剤使う方法だと思います。

最も簡単なやり方ではありますが、
実際3Dプリントしたモデルは接着剤でちゃんとくっつくのでしょうか?

今回のブログでは、いくつかの接着剤を用意し、
実際にモデルをくっつけてみようと思います。

まずはモデルを用意する

今回用意したのは球状のデータです。
このようなモデルは、オーバーハング部分が生まれてしまうため、
多くの場合、サポートが使用されます。

しかし、分割することで、

このように、サポートがなくても造形できるようになり、きれいに造形することができます。
今回は、この2つの半球を接着剤で張り合わせてみたいと思います。

検証のために3種類の接着材を用意しましたので、
合計6つを造形することにします。

造形条件は下記のように設定しました。

●造形サイズ : 40×40×20mm
●材料 : PLA
●ノズル径 : 0.6mm
●積層ピッチ : 0.3mm
●造形速度 : 100mm/s
●インフィル : 20%
●サポート : なし

造形結果

約1時間30分ほどで、造形することができました。
同時に6つ造形しましたが、問題なく造形することができました。

接着する面は、テーブルの凹凸によって、多少ぼこぼこしていますが、
反りなく造形できたため、きれいに平面がでており、問題なく接着できそうです。

予告

次回のブログでは、実際にこれらのモデルを接着して、
3Dプリントモデルは接着剤でくっつけることができるのか検証したいと思います。


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