3Dプリンターを買ったばかりで、何から始めればいいのかわからない?
今回はこのようなことにお悩みの方におすすめの道具や材料をご紹介したいと思います。

事前に準備しておくと便利なもの

3Dプリンタを活用していくうえで、事前に準備していると便利なものを
簡単にご紹介したいと思います。

  1. のり(スティックのり)
    →FDM方式の3Dプリンタを使用する上で、造形失敗の原因となるのが、モデルの反りです。
    テーブルにしっかりとくっつかなければ造形の途中で剥がれてしまうことがあります。
    このときに、造形前にテーブルに塗っておくことで造形物の反りを防ぎ、造形の成功率を高めることができます。
  2. ヘラスクレーパ
    →造形物をテーブルから取りはずす際に、ヘラやスクレーパが役立ちます。
    取り外しの作業を効率的かつ安全に進めるために用意しておくととても便利です。
  3. ニッパー
    →フィラメントのカットやサポートの除去などの必要です。
    細かい作業にも使用することができるサイズの小さいものがおすすめです。
  4. ラジオペンチ
    →サポート材の除去、ノズル交換、メンテナンス時に重宝します。
    サポート材は頑丈なため手だけでは取り外すことが難しい場合があります。
    そんなときに役立ちます。

これらの4つは、3Dプリントを始める前にあらかじめ用意しておくと、とても便利です。

初めての3Dプリントにおすすめの材料

まずは、PLAを使って造形してみましょう

ここではなぜ初めての3DプリントにPLAがオススメなのか、簡単にご紹介します。

1. 簡単にプリントできて、失敗しにくい

まず、PLAは低い温度(190~220°C)で溶けます。
そのため、市場に出回る多くの3Dプリンタで使用することができます。

  • ヒートベッドが不要、または50~60°Cで十分。
  • 素材がほとんど反りません。
  • プラットフォームにしっかりと接着します。

FDM方式3Dプリンタで使用できる材料はたくさんありますが、
材料ごとの特性から造形条件が厳しくなるものも多くあります。

PLAはほぼすべての3Dプリンターと互換性があり、
3Dプリンタの種類や搭載された機能に関係なく、プリントを始めることができます。

2. 匂いがほとんどない

3Dプリンタで使用できる材料の中には造形中に化学的な匂いがするものがあります。
そのため、換気設備が必要になる場合がありますが、PLAは造形中でも匂いがほとんどしないため、
気にすることなく作業できます。

3. 加工が簡単

3Dプリンタで最も使用される材料のため、市場に出回る数が多く、
カラーなどを自由に選ぶことができます。
また、表面に筆やスプレーを使って塗装することもできます。

表面を滑らかにしたい場合は、サンドペーパーで磨くこともできます。
初心者でも気軽に加工を楽しめます。

4.安価で手に入れやすい

PLAは市場に出回る数が多く、また価格も比較的安価で購入することができる材料です。

3Dプリンタになれるまでは、様々な失敗をすると思いますが、
そんなとき、めげずにチャレンジがしやすいと思います。
様々な失敗を経験することが、スキルの向上につながります。

まとめ

PLAは「シンプルで、信頼性が高い」素材です。
複雑な設定やトラブルに悩まずに、3Dプリントを楽しむための最初の一歩に最適です。

まずは、PLAから始めて、3Dプリントの楽しさを体感しましょう!
スキルが上がれば、より複雑な素材に挑戦するのも良いでしょう。


『マディ』の極める!3Dプリント研究所をもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です