3Dプリンタで、コップを作ったらちゃんと使えるのか?
…という疑問がふと頭に浮かびました。

今回のブログでは、3Dプリンタを使ってコップを作成し、
水をいれるとどうなるのか検証したいと思います。

コップを作成する

今回は下記のコップのデータを用意しました。

非常にシンプルなコップです。
今回はこのコップを作って内部に水を入れるとどうなるのか実験したいと思いますが、
ここで私は以前に紹介したスパイラル花瓶モードについて思い出しました。

スパイラル花瓶モードは造形中一度も吐出を止めることなく造形をする機能です。
つまり、一筆書きでモデルを作成する機能です。

スパイラル花瓶モードについては以前のブログで詳しくご紹介していますので、
ぜひ見てみてください!

スパイラル花瓶モードで作ったコップと、
普通の設定で造形したコップの2種類を用意し、実験したいと思います。

スパイラル花瓶モードのコップ

まずはスパイラル花瓶モードで作成したコップで実験したいと思います。

今回のコップは内側に段があり、本来一筆書きでは作成できない形状ですが、
PrusaSlicerの場合、スパイラル花瓶モードのチェックをONにするとスライス時に自動で一筆書きできる形状に変化します。

造形条件
ノズル径 : 0.5mm
積層ピッチ : 0.25mm
材質: PLA
ノズル温度 : 210℃
速度 : 50mm/s

で行います。

完成したモデル

造形時間は約30分でした。
早速、完成したモデルを確認してみると
キレイに造形できていることがわかります。

内部を見てみても目に見える穴などはありません。

早速、完成したコップの中に水を入れてみました。
すると、まったく漏れることなくコップとして使用できそうです。

水が漏れたかわかりやすいように下にティッシュをおいて、
そのまま1時間程度放置してみました。

しかし、結果は変わらず水は漏れませんでした。

まとめ

今回のブログでは、スパイラル花瓶モードで作成したコップに水を入れて、
水漏れするのか確認してみました。

検証前の私の予想では、1層だけではすぐに水が漏れてしまうと予想していましたが、
正直予想外の結果になりました。

次回のブログでは、通常通りの設定で造形したコップを作成し、
水漏れすることなく造形できるのか試してみたいと思います。


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