以前の投稿ではPrusaSlicerのサポート設定の中でも自動サポートの機能についてご紹介しました。
今回は、手動サポートの機能について詳しくご紹介します。
環境 : PrusaSlicer Ver.2.8.0
Let’s Start
手動サポート
PrusaSlicerは手動でサポートを作成できる機能が2つ用意されています。
ペイントオンサポート
好きなエリアを選択し、そこにサポートを実装できます。
青い領域はサポートを付けたい部分で、赤い領域がサポートブロッカーです。
左クリックで選択すると青い領域、右クリックで赤い領域が指定されます。ドラッグでの選択も可能です。
ペイントオンサポートの設定
オーバーハングを角度でハイライトは度数設定に含まれるオーバーハングを強調表示します。
90° の場合はすべてのオーバーハングが強調表示され、0° の場合は何も強調表示されません。角度設定に含まれるオーバーハングを強調表示(青い領域)します。90° の場合はすべてのオーバーハングが強調表示され、0 の場合は何も強調表示されません。
角度を選んでから強制ボタンを押すとサポートを適用します。
ツールタイプの2つオプション
ブラシは自分で塗ることでサポートをつけたいゾーンを選択できます。
ブラシ
一方、スマートフィルではサーフェス全体を選択できます。
スマートフィル
オーバーハングのみと呼ばれる興味深い設定があります。設定によりハイライトされた領域のみ選択可能です。
ブラシ
スマートフィル
ブラシシェイプメニューはとても簡単ですが、1点注意が必要です。
三角形は1つファセットを全部選択して、ペイントします。
強制サポートを追加する(CADで作成されたモデルをサポートとして追加する)
すべてのモデルを表示するモデルツリーがあります
モデルを右クリック
PrusaSlicerであらかじめ用意されたシンプルなモデルとCADで自分で作成したモデルを選択できます。CADで作成されたモデルを選択するためにロードボタンを押してください。
シンプルなモデル
この例ではシリンダーを選択し、サイズを調整しました。
実は、読み込んだモデルのサイズ調整する時に、ロックボタンを押すとあらゆる方向で自由にサイズを変更することが可能になります。
ロックあり
ロックなし
とても便利なのでぜひ使用してみてください。
設定はサポートモデルを移動して必要な場所に配置するだけです。重要なことは、サポートモデルがメインモデルと交差する必要があることです。そうでないと何も起こりません。
メイン モデルとの交差に関するこれらの要件は、すべてのタイプの組み込みモデルに適用されます
ロードされたモデル
STL形式を使用することが望ましい
結果
何に注意を払うべきか
サポートはサポートモデルとメインモデルの交差領域にのみ構築されます。
サポート モデルの形状は考慮されません
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