Peel.OSにはメッシュの簡単な編集を行うための機能が用意されています。
今回はそんな中でもメッシュを削除する機能についてご紹介します。

メッシュのトリム機能について

メッシュのトリムは指定した範囲のメッシュデータを削除することができる機能です。
活用できる場面は様々ですが、例えば下記のような場合に有効なことがあります。

下記の画像はスキャンしたモデルの中央部に穴(青い線)が空いてしまっています。

上記のような穴が空いてしまっている箇所を穴埋めの機能を使用してそのままふさいでしまうと、
2枚目の画像のように不自然な凹凸ができるなど、キレイに埋められない時があります。

このようなときにメッシュの削除機能は有効です。

メッシュの削除方法

1つめ : 長方形で選択→削除

長方形はその名前の通りメッシュを四角の範囲内だけ選択することができます。
選択することができたら、キーボードから「Delete」を押すだけで削除することができます。

2つめ

2つ目の方法はフリーフォームによる選択です。自由な形状で選択範囲を作成できるため、複雑な形状などには便利な反面、手動で選択操作するため、まっすぐに削除したい場合に難しくなります。

このようにマウスでポイントを選択するだけで、自由な形状でメッシュを選択することができます。

3つめ

最後の選択方法はブラシです。

ブラシではマウスでなぞった場所を選択範囲とします。直感的に穴埋めをしやすいですが、
選択範囲が大きい場合などには不向きと言えます。

このように削除した穴は以前のブログでご紹介した穴埋め機能を活用することでキレイに埋めることができます。

まとめ

今回のようにキレイに穴埋めができない複雑な穴などが開いてしまったときには、
その部分を削除し、新しく穴埋めを行う方がキレイになる場合があります。
スキャンデータを修正するときには、このようなデータの修正方法を覚えておくとより捗りそうです。


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