3Dスキャナを導入・選定する際に、「精度」と「解像度」は重要な要素です。
しかし、非接触式の3Dスキャナーにおいて「精度」は、「解像度」と混同されることがあります。
今回は、そんな勘違いされやすい3Dスキャナの精度と解像度について解説したいと思います。
精度と解像度の違いとは?
精度とは
3Dスキャンの精度は、所得する点の誤差の大きさのことを示しています。
そのため、誤差が小さいほど精度は高くなり、反対に大きくなる程精度が低いということです。

3Dスキャナの仕様表では、スキャン精度として表記されています。
解像度とは
解像度は、取得した点と点の距離、つまり、一定の範囲内でどれだけ多くの点を捉えられるかを表した数値です
例えば、3Dスキャナーの最高解像度が0.2mmの場合、一番短い点同士の距離が0.2mmということになります。
高解像度な3Dスキャナと低解像度の3Dスキャンを比べた場合、同じものをスキャンしても取得される点の数が変わることになります。
そのため、解像度が高ければより細かいディテールをとらえられるということになります。

また、解像度は、3Dスキャナによって記載のされかたが違う場合があります。
多くの場合、メッシュ解像度や点間ピッチといった表現がされています。
まとめ
このように、3Dスキャンの精度と解像度には明確な違いがあります。
一見、3Dスキャナを導入する際は、より高精度かつ高解像度のスキャナを導入する方がいいと思われますが、実は、用途によってはオーバースペックになってしまうこともあります。
まずは、どんな使い方をするのか、どんなことがしたいのか考えて、目的に合った3Dスキャナを導入してください!
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