3Dスキャンを行う際、「スキャナさえあればOK」と思っていませんか?
実はスキャン作業をスムーズに進めるために、いくつかのアイテムがあると、とても便利になります。

今回は、ハンディタイプの3Dスキャナを始めて導入する際に、
一緒にあると便利なものについてご紹介したいと思います。

3Dスキャナを導入する際に必ず必要なもの

まず、3Dスキャナを導入する際に必ず必要になるものについてご紹介します。

①スキャナ本体

②PC

③ターゲットマーカ

これらの道具は3Dスキャンを行う上で必ず必要になるアイテムです。
多くの方が、3Dスキャナの導入時に用意されていると思います。

ここからは、必須ではないものの、スキャン作業をより快適にする
便利なアイテムをご紹介したいと思います。

3Dスキャン時にあると便利なアイテム4選

①ターンテーブル

ターンテーブルは必ず必要なアイテムではありませんが、
あると非常に便利な道具だと言えます。

通常のテーブルに置いて作業をする場合、反対側をスキャンするときには自分が回り込んでスキャンする必要がありますが、無理な体勢でスキャンすることになったり、スキャン出来ていない部分が残りやすくなってしまいます。
ターンテーブルがあると、その場にとどまって360度スキャンすることができるため、
スキャンがやりやすくなり、品質も良くなります。

また、ターンテーブルにターゲットマーカーを貼り付けることで、
ワークに直接ターゲットマーカーを貼ることなくスキャンでき、
剥がさなければ何度でも再利用できるなどコスト面でも効果的になります。

②仮止め用粘土接着剤

この製品は通常3Dスキャンに使われるものではなく、
メモや小物を仮止めし動かないようにするために使われるものです。

この製品は重量の軽いものやアンバランスなモデルをスキャンする際に非常に便利です。
ターンテーブルと一緒に使用することで、
テーブルを回転させた際にワークが動いてしまうこと防ぐことができるため、より便利になります。
両面テープなどでも同じ効果がありますが、何度も使用できるのも優れたポイントです。

③3Dスキャン用スプレー

3Dスキャン用スプレーは、スキャナが苦手とする黒色や透明、光沢のあるワークをスキャンする際には必ず必要となります。

3Dスキャンで使用されているスプレーは数多くありますが、
その中でも私がオススメするのはAESUBスプレーです。

この製品は、吹き付けた塗膜が時間経過によって昇華し消えてしまいます。
そのため、スキャンした後の清掃作業が不要になるため、非常に効率的です。

④マグネット式のターゲットマーカ

ターゲットマーカーは多くの場合シールタイプが使用されています。
しかし、マグネットタイプのターゲットマーカーもあります。
これらは、シールタイプとは異なり再利用可能なため、非常に便利です。

また、立体上のため様々な角度でマーカーが読み取られるため、貼り付ける個数も少なくてすみます。
特にマグネットが金属製品だと、スキャンの準備が非常に楽になるため、おすすめです。

これらのシールタイプ以外のターゲットマーカについては、以前のブログでもご紹介しましたので、気になる方はぜひご覧ください。

まとめ

これらのアイテムを上手く活用して、より効率的に3Dスキャナを使ってみてください!


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