先日のブログでは、Raptor Proが光源として採用しているブルーレーザーの特性を
検証した内容をご紹介させていただきました。
実は、Crealtiy Reptor Proはブルーレーザだけでなく、
近赤外線(NIR)構造化光を使用したスキャンも可能です。
NIR光を使用するモードでは、
カラースキャンとターゲットマーカーレスでのスキャンが可能になるため、
今回はカラースキャンに挑戦してみたいと思います。
NIR光を使ったカラースキャン
キャリブレーションが完了した後、使用するレーザーを選択する画面があります。
このときに赤外線を選択します。

早速、ワークを置いてスキャンをしてみます。
スキャン中の光がブルーレーザーではなく、白色光になっていることがわかります。

さっそくバナナのサンプルをスキャンしてみます。
スキャンしたデータがこちらです。


カラースキャンデータを取得することができました。
大きな模様などはしっかりと特徴としてとらえていますが、
画像右側の細かな斑点などの再現は難しかったようです。
しかし、より細かくスキャン時の設定を調整すれば、スキャンできるかもしれません。
また、リベンジしてみたいです。
まとめ
今回はNIR(近赤外線)を使用して3Dスキャンを行ってみました。
Raptor Pro一台で複数のレーザーを使用できるため、スキャンワークの材質や求める用途によって
使い分けることができるのは非常に便利だと思いました。
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