2つのレーザーモードの特徴を活かしたスキャン

私は以前のブログにて、Creality Raptor Proは同じブルーレーザーでも
22本のクロスレーザーと7本の平行レーザーの2種類のレーザーモードが選択できると
ご紹介させていただきました。

今回は、そんな2つレーザーを1度に使用して、それぞれのレーザーのメリットを活かして
スキャンする方法についてご紹介したいと思います。

2つのスキャン方法を組み合わせてデータを作成

まずはクロスレーザーを使用して全体の形状を大まかに取得します。
クロスレーザーは平行レーザーに比べてスキャンエリアが広いため、
効率的に形状を取得できます。

今回は、このように大まかにモデル全体を取得しました。
細かな部分やエッジの部分はスキャンをしませんでした。

次にスキャンの追加を選択し、7本の平行レーザーモードでスキャンを行いました。

7本のレーザーでは先ほど取得しなかったエッジの部分を中心にスキャンを行いました。
平行レーザーはエッジなど細かい形状をスキャンするのに優れていますが、
スキャンエリアが狭いため、スキャンに時間がかかります。

そのため細かくスキャンしたい部分だけを行いました。

この2つのデータをマージします。

すると、このように2つのデータの足りない部分が補完されます。

マージが完了し、メッシュ化したデータが下記になります。

まとめ

このようにお互いのレーザーモードの優れた特徴を活かしてスキャンすることで、
再現性の高いデータを取得することができます。