私はこれまで、機械部品や車など様々なワークをCreality Raptor Proを使ってスキャンしてきました。

今回の検証では、まだスキャンをしていなかった人間の体を
Creality Raptor Proを使ってスキャンしてみたいと思います。

人をスキャンしてみる

今回は、ターゲットマーカー使用せず、IRのスキャンモードを使って検証します。

Raptor Proには人をスキャンするためのモードが2種類用意されています。
今回はその一つである「顔」のスキャンモードを使ってスキャンします。

今回は、同僚に協力してもらい、どんなデータが取得できるのか確認したいと思います。

スキャンされる人の準備

スキャンされる人が気を付けるべきことは一つです。
できるだけスキャン中に動かないようにする必要があります。

スキャン中に動いてしまうと位置合わせができなくなりスキャンされるデータに不具合がでます。
そのため、できるだけ動かずにいられる姿勢をとることが重要です。
無理な体制では非常に難しくなります。

そのため今回は、椅子に座ってもらいスキャンを行いたいと思います。

スキャン開始

今回は眼鏡をはずした状態でスキャンを行います。
顔のスキャンは比較的簡単ですが、難しいのは髪の毛です。
髪の毛が細いことや、髪型によって乱れたりでこぼこがあるため、スキャナでとらえるのが難しいです。
また、まっすぐな髪型に比べ、パーマや巻き髪、とがったヘアスタイルなどはスキャンが難しく、
きれいにスキャンするためには何らかの処理が必要になることがあります。

彼も髪の毛にパーマが当たっていたため、スキャンが難しいです。

そうして完成したデータがこちらです。

カラースキャンのデータ

顔や耳まで非常にきれいにスキャンできています。

カラーの状態だと髪の毛までスキャンできているように見えますが、メッシュで確認してみると

メッシュデータ

このように前髪部分やサイドの部分がスキャンできていないことがわかります。

そのため、髪の毛まできれいにスキャンしたいときは、
ヘアスタイルを考える必要がありそうです。

実際にまっすぐな髪質の社員にも協力してもらい、スキャンしてみると

このように、より多くの髪の毛がスキャンできることがわかります。

まとめ

今回はCreality Raptor Proを使って人間の顔をスキャンしてみました。
特にカラーの再現性が高く、肌の色や質感をここまで再現できるとは思いませんでした。

次回のブログではボディの機能を使って体をスキャンしてみたいと思います。


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