今回は私が実際に経験した3Dスキャンでの体験談についてご紹介したいと思います。
3Dスキャンで経験した失敗
以前のブログでは、ターゲットマーカを貼り付けられないワークをスキャンする方法についてご紹介しました。
このとき下記の立体的な彫刻作品をスキャンしました。
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このあと、スキャンしたデータの修正を進めていましたが、
そのとき正しくスキャンができておらず、データが抜け落ちてしまっている箇所がいくつか見つかりました。
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しかし、このとき私は後で修正すればよいと考え、スキャンの撮り直しをしませんでした。
これが大きな間違いでした。
そのあとのデータの編集の工程で、スキャンが不十分だった部分を修正するのが非常に困難で手間がかかることが分かりました。
穴埋めの機能を使用しても、穴の形状が複雑であり、キレイに穴を埋めることができませんでした。
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そのため、欠けている部分を取得するために再度3Dスキャンを行いました。
私はこれまで、スキャンが多少キレイにできていなくてもソフトウェアで簡単に修正できると思っていましたが、この経験から、3Dスキャナを使って形状を再現する際には、可能な限りキレイにデータを取得する必要があるということを学びました。
再スキャンの結果、以下のデータを取得することができました。
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このようにキレイにスキャンしたデータであれば、
Peel.OSの穴埋め機能で簡単に埋めることができました。
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まとめ
スキャン時には可能な限りすべてのデータを取得することが重要だと言えます。
キレイにスキャンを行うことでその後の工程をより簡単に素早く行うことができます。
今回の経験は非常によい教訓になりました。
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