以前のブログで、Peel3を使ってリバースモデリングする工程についてご紹介しました。
この時は、Peel.CADを使ってモデリングに必要なエンティティを作成し、
SolidWorks上でリバースモデリングを行いました。
しかし、新たに登場したPeel.CAD Proでは、
このような簡単な形状のリバースモデリングであれば、
Peel.CAD Pro上で完結できるようになりました!
今回のブログでは、スキャンからPeel.CAD Proを使った
リバースエンジニアリングの手順についてご紹介したいと思います。
まずはワークをスキャン

まずは、前回リバースエンジニアリングを行った同じワークを用意し、
スキャンをします。
表面にAESUBスプレーを塗布し、ワークと回転テーブルにターゲットマーカを貼り付けました。
早速スキャンします。

周囲の壁やテーブルも一緒にスキャンされていますが、
ワークの形状もしっかりとスキャンできました。
不要なデータの除去
スキャンができたら、一緒に写ってしまった周囲の壁やテーブルなどの不要なデータを削除します。
まずは、連続選択を使用してスキャンしたワークを選択します。

選択できたら、選択範囲を反転することで選択した形状以外が削除できます。

しかし、よく見てみると、テーブルの一部がデータとくっついてしまっていたため、
テーブルの一部が残っています。

この場合は、テーブル上のターゲットマーカを選択し、データを削除します。
画面上の項目から「選択した3つのターゲットで作成」を選択します。

あとはスキャンした3つのターゲットマーカーを選択すると、マーカと接するクリッピング平面が作成されます。
この平面を使用することで作成した面よりも下にあるデータを削除することができます。


これで不要なデータを削除することができました。

予告
今回のブログではPeel.OS Pro上で行う工程までをご紹介させていただきました。
次回は、実際にPeel.CAD上で行うリバースモデリングの工程についてご紹介したいと思います。
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