『生産財マーケティング3月号 』 で金属3Dプリンタの特集「製造業の風雲児AM?」に 当社が販売するCoherent社の金属3Dプリンタ「CREATOR」が記載されました。
金属3Dプリンタは、上手く使えば内部が空洞の部品や、うねった管など切削加工では難しいことがいとも簡単にできます。ですが、金属3Dプリンタの普及は進んでいません。
記事によると理由は、下記の2点です。
①金銭的な導入のハードルが高い
②付加製造用の設計が不可欠
確かに私もその通りだと思います。
その他に、当社で金属3Dプリンタの普及活動をする中で感じていることは人材的な課題です。
GEアディティブのトーマスパン社長が、金属3Dプリンタは、「箱に入った鋳造工場」とコメントしているように金属3Dプリンタだけで、完成品を造形するのではなく、切削加工などの後処理が必ず必要となります。
製造業で金属3Dプリンタを活用するには、最低でも下記の能力を持っていることが前提です。
3D-CAD/CAMを習得していること
マシニングセンタでの切削加工を習得していること
私たちは今、技術者の人材育成にも力を入れています。 対象製品の操作トレーニングはもちろんのこと、複数の工程をまたぐ工程連結トレーニングは デジタル設計製造ツールの課題を窓口一本で解決できる当社にしかできないカリキュラムだと自負しています。