6月19日からの3日間、東京ビッグサイトで開催された設計製造ソリューション展
には76,000人以上もの来場者があったようです。
私も2日間会場に行きましたが、来場者が多い上にTV局も複数社が
撮影をしており、今までに無い盛況ぶりでした。
間違いなく、今注目されている3Dプリンターの効果だろうと思います。
よく3Dプリンターに関してお客様からいただく質問の多くは造形精度についてです。
確かに随分と精度の良い装置も出て来ましたが、現状では切削以上のことは
できませんし、完全に切削の代わりになるものでも無いと私は思います。
私の考える3Dプリンターの普及効果は「絵やデザインに興味を持つ人の増加」
に繋がることだと思います。
私自身、子供のころ授業中にノートに落書きをしたものですが、
今では落書きもすぐに立体フィギアになるのです。
親にとっては思い出になりますし、子供にとっては3Dスケッチに興味が湧いて
想像力が豊かになることでしょうね。
これから3Dプリンターはもっともっと広く普及するでしょう。しかし、
その次にはハードよりソフト(データ)が鍵になるはずです。
ゲームやアニメをはじめとして、日本はソフトの力が強い国です。
皆が「3Dプリンターで出力したい」と思うような日本発のソフトが
世界で大ブームを起こすことを期待したいと思います。
システムクリエイトは創業当時から3DCADを取扱い
そのノウハウを蓄えてきました。
3Dプリンターが普及する近い未来、
ハードである3Dプリンターだけでなく、
ソフトを創りだすためのツールの普及・サポートでも
世の中に更なる貢献ができると確信しています。