近畿大学さんと言えばマグロの養殖で世界的に有名ですよね。
また、機械工学分野でも盛んに研究が行われ、産学連携にも積極的な大学です。
この度、私達は砂型積層3Dプリンタ(SS600)を近畿大学さんに無償提供させていただきました。
砂型鋳造は金型を使ったものづくりの中でも、大仏の建立など古くから活用され、
これだけ技術革新が進んだ今でも、基本的には職人の勘と経験に頼る部分が多く残っている製造法です。
しかしながら現在、そのノウハウを持つ職人の大量リタイアが始まっています。
このままでは、技術を伝承出来ずじまいになってしまうかもしれません。
こうした状況に対して、近畿大学さんと連携して「デジタルものづくり」を使った用途開発が出来ればと考え、今回の設備提供に至りました。
学生の実習教育や教員の研究に使っていただき、社会的問題解決の一助になれば嬉しいですね。