この名言は「歴史でまったく同じことが繰り返されることはないが、
似たような出来事が起きることは確かにある」
という意味で、アメリカの作家マーク・トウェインが言ったとされています。
日々、国内外の情報が目まぐるしくニュースとしてネットやテレビで届けられますよね。
そうしたニュースを見ていると過去の出来事と似ているなぁと感じることが多々あります。
同時に、この先の将来においても似たような出来事が発生することは間違いないはずです。
コロナ明けの今、アメリカは景気好調、対照的に日本は停滞気味の様相だろうと思います。
アメリカ人は高インフレにも関わらず積極的にお金を使い、
逆に日本人はお金を使わず引き締めるということが要因の一つだと言われています。
日本人はお金を使わず貯金に励む国民性と言われています。
これは過去の教訓から身に付いた将来への防衛本能が影響しているかもしれません。
確かに預金総額は1031兆円で、なんと国家予算の10年分に相当する額のため、
世界でも驚異的な金額です。
更には株、投資信託、保険、年金基金の総額が900兆円ですから合わせて
ほぼ2000兆円が滞留状態となっています。
何故、こうなったのか、
祖父母世代の世界大戦や大恐慌の経験から防衛本能が異常に高いのかもしれません。
その証拠に、多くの日本国民が子供の頃に、アリとキリギリスの逸話を
聞かされて育った人が多いからです。
大体が、アリさんが美徳とされアリさんのような生き方を目指しなさいと言われてきたと思います。
にもかかわらず、急にキリギリスさんのように人生を謳歌するためにお金を一杯使おう!
とはなりにくいのが実情なんだろう思います。
さて、 マーク・トウェインと言えば、「トムソーヤの冒険」が有名です。
私も寝る前のクールダウンとして少しづつページをめくり、やっと読み終えました。
作家マーク・トウェインの少年時代の実体験が多く含まれているそうで、
この本を読みながら私も自分自身の少年時代を少々振り返る機会を得ることができました。