コストコが門真市のパナソニック跡地に出店して約2か月が経ちました。
ガソリンスタンドを併設しており、市場価格よりも20円以上安く提供されているため、
連日列をなしています。
昨今はガソリン価格が高騰しているので、その魅力はさらに増しています。
内部は私自身が会員ではないため見ていませんが、口コミや情報サイトから非常に盛況のようです。
コストコが大阪・門真市に!日本支社長おすすめは「ゴールド」「ヨシキのシャンパン」
そこで、何故、コストコで買物をしたくなるのか?について解説されていましたので、ご紹介します。
https://www.mag2.com/p/news/528810/3
記事によると、なんと言っても、コストコが買物のワンダーランド(不思議の国)
である点が最大の魅力だそうです。
しかしながら、入場するには会員になる必要があり、年会費が約5千円もかかるにも関わらず、
盛況なのは下記のようなコストコマジックがあると書かれています。
サンクコスト効果が発生するようです。
つまり、“払った年会費の元を取るために買う”といった行動に繋がっています。
「倉庫型店舗で広く天井も高く、普段踏み入ることの無い巨大空間が非日常的な雰囲気があり、
日本にいながら外国で買い物をしているかのような気分になる。」
簡単に言えば、海外旅行に行った時は節約など考えずに、目についたものを買ってしまうのと同じです。
品揃えと値段設定で、幅広いジャンルの商品ながらメーカーやブランドは絞られ、
色やサイズのバリエーションもさほど多く揃えていないのは、人間が多すぎる選択肢に接した時、
選択を先延ばしにしたり、選択すること自体をやめてしまう心理を防ぎ、
購入の意思決定をしやすい品揃えにしています。
改めて考えたら、アマゾンプライムも年会費約6千円ですよね。
これも、ある意味コストコマジックと似た効果をWEB上で展開されているのかもしれません。
いずれにしても、時流と経済行動学を組み合わせたコストコ企業戦略には大きな学びがあると思いました。