ドイツ/ハノーバーで開催された欧州工作機械展(EMO)に参加してきました。
「明日の製造業を動かすスマートテクノロジー」がメインテーマとして掲げられていました。
コスト・品質・デリバリー重視のグローバル調達による大量生産大量消費。
今回のEMOはこのような時代からの転換点を迎えているように感じました。
現在国際社会を覆う、自国優先主義、ゴミ問題、気候変動による災害多発、食料不足などが背景として考えられます。
私の推測ですが、今後は生産地域の環境や従業員に配慮した形で生産量を変えていく適量生産適量消費の時代に入ってくると思います。
それをスマートに行えるテクノロジーがどんどん生まれ成長分野になるのではないか?
それにしてもEMO2019においても日本の工作機械メーカーは大きな存在感を維持しています。
典型的な多品種少量生産で景気不景気の大波を繰り返し乗り越えながら海外現地化も進めてきた・・・・・
こうした激しい変化の中で隆々と成長している工作機械メーカーの姿勢に
今後の経営を考える上で大いに感銘を受けました。