熱融解積層方式(FDM)3Dプリンタ「Bellulo」

独自の機構で安定した造形

モデルの反りを防止するヒートベッド
モデルの反りを防止するヒートベッド

FDM方式の3Dプリンタは、温めて溶かした樹脂を積層していくため、材料の熱収縮によって反りが生じやすいという特徴があります。特にモデルの1層目は接しているテーブルとの温度差が大きく、材料が急激に冷やされることで収縮し、反りが生じます。それにより、積層面がテーブルから剥がれやすくなったり、1層目に反りが生じたことで上の層にも影響が及んだりするなど、モデル全体の品質低下に繋がってしまう可能性があります。
Belluloでは、テーブル全体を最高110℃まで加温することができるヒートベッドを採用。材料とテーブルの温度差を小さくすることで反りを防止し、モデル品質を保ちます。

樹脂ダレを抑える冷却ファン
  • 冷却ファンの仕組み
  • 冷却ファン写真

円筒や薄壁といった1層あたりの造形時間が短くなる形状は、前の層のフィラメントが硬化しないうちに次の層が積層されることがあります。そうすると、硬化していない下層は上層の重みを受けることで断面が波打ったような形状になり、ダレが発生してしまうことがあります。
Belluloのヘッド付近には2基の冷却ファンが搭載されており、積層しながら材料を適度に冷やして硬化することでダレを防ぎ、品質を安定させます。

ノズルとテーブルの距離を一定に保つオートレベリング機能(※Bellulo200を除く)

造形中は、テーブルとノズルの距離を一定に保ち続ける必要があります。しかし大型機になるにつれて造形テーブルも大きくなり、自重によってたわみや歪みが生じてしまいます。その結果、造形位置によっては積層ピッチにムラができてしまったり、テーブルに定着せず剥離したりするなどのトラブルの原因となります。
Bellulo400以降の中型~大型対応機では、造形開始前に自動でテーブル面の高さを計測するオートレベリング機能を搭載(*)。計測結果を基に、造形中のテーブルとノズルの高さが一定になるよう制御することで、大型機の課題となっていたテーブル歪みによるトラブルを回避することができます。
*テーブル上の特定箇所(Bellulo400は9点、Bellulo500/600は16点)をセンサによって計測しています。

揺れや傾きを防止するテーブル駆動
揺れや動きを防止するテーブル駆動

造形テーブルの揺れや傾きは、造形モデルの品質に影響を与えるため、移動時の安定性は大切なポイントとなります。
Belluloの本体は板金でできており、モータの駆動やヘッドの移動による影響を抑えて安定した造形が可能です。
また、造形テーブルをZ軸方向に移動させるボールねじをテーブルの左右に1本ずつ配置し、両側からテーブルを支えることで傾きを防止しながら造形することができます。さらに、ボールねじの左右にリニアシャフトを備えることで、テーブルの駆動をより安定させ、移動による揺れや傾きを防ぎます。
*コンパクトかつ軽量なBellulo200はボールねじ1本、シャフト2本を搭載しています。

手間なく無駄なく材料交換

材料切れの表示メッセージ

材料を送り出すエクストルーダ部分には材料切れを検知するセンサが搭載されています。造形途中に材料が切れた場合は、ヘッドの稼働を停止し、本体のLCDモニタに材料切れをお知らせするメッセージを表示します。
材料はヘッドを動かすことなく簡単に交換することができ、交換後は本体のボタンを押すだけで造形を再開できます。また、すばやく短時間で作業を完了できるため、材料切れによる造形物の積層表面への影響や造形失敗などを防止することができます。

自由自在なカスタマイズ

カスタマイズ例

使用したい材料や用途に合わせて、Belluloの造形サイズ(本体サイズ)や造形ヘッド、ノズルなどの各パーツをカスタマイズすることができます。そのほか、お客様の運用環境に合わせたパーツの追加等も承っております。
「超大型造形モデルを作成したい」「モデルの使用環境に適応できる材料を使用したい」など、お客様のご要望や目的、お困りごとをヒアリングいたします。まずは、こんなことがしたい!をお聞かせください。