
自由度の高い操作性

Handy PROBE Nextは、プローブ本体に位置を認識させるマーカが取り付けられており、常にトラッカがプローブ位置を捉えながらデータを取得します。専用の特殊なマーカを採用しており、トラッカに認識させる角度や位置を気にすることなく、測定作業が可能です。当然、ケーブルやアームなどにより稼働域の制限を受けることがないため、フレーム内部など狭い箇所からアプローチする必要がある測定箇所も容易に対応できます。

測定範囲を超えるような大型ワークでも、トラッカの位置を変えながら測定することで対応可能です。位置合わせ用のマーカにはマグネットタイプと粘着タイプの選択が可能なので、ワークの材質を選ぶことなく対応可能です。 Handy PROBE Nextなら、可搬性を活かして、これまで測定すること自体が難しかったような大型ワークも対応できます。
キャリブレーション作業から、測定する幾何形状の指定など、測定器の操作のほとんどを手元のプローブ側で完結させられます。PCの設定と測定作業を繰り返し行き来することなく、検査図面などを手元に持ちながら素早く測定できます。

CMMとして重要な構成要素の一つが、プローブの汎用性および品質です。Handy PROBE Nextは、より多くの測定シチュエーションに対応するためのプローブオプションを数多く取り揃えています。また、プローブアクセサリには、精密・高精度な測定機器メーカーとして信頼度が高く、三次元測定器などにも採用されているRenishaw製の製品を採用しています。
安心のメトロロジーグレード精度

温度変化をモニタリングし、測定中に大きく気温が変化した場合(±2℃)直ちに測定を停止します。再度キャリブレーションすることで、環境に応じた校正することで再開可能で、時間経過に伴う精度の影響を抑制することができます。

測定器としての信頼性の証として、国際基準であるISO1036-12規格に基づいた精度検査を全台実施しています。 ポータブル測定器でありながら、高い精度と信頼性に加え、再現性のある3D測定を生産現場で安心してお使い頂けます。
効率的な測定を支援する検査ソフト「VXinspect」

繰り返し行う検査の手順を登録することができます。
データの位置合わせや検査手順だけでなく、CADモデルのの特定の形状や測定箇所も登録しておくことができるため、誰でも漏れなく、同じ内容で検査を完了することができます。
完了した工程は色別で合否が一目でわかり、検査結果が合格(許容値内)なら緑色、不合格(許容値外)なら赤色で表示され、リアルタイムですぐに合否を判定することができます。