interview 代表取締役 川上 正義
代表からのメッセージ
システムクリエイト創業の原点
大学を卒業後、私はファイナンスリース会社に就職し、営業部に配属されました。営業職にとって最初の大きな課題は、自分が本気で取り組むべき業界を見極めることです。印刷業界か、クリーニング業界か、それともコンピュータ業界か？どの分野を選ぶにしても、まずはその業界について深く知ることが求められます。そうしないと、心からの情熱を持って取り組めず、結果として顧客にもその熱意が伝わらないと感じていました。
そんなとき、1年先輩の営業マンに相談しました。彼はこう言いました。「工作機械は面白いよ。マザーマシンと呼ばれていて、あらゆる機械を生み出す母なる機械なんだ」。その言葉に私は引き込まれました。さらに、ある本で「マザーマシンが弱ければ、国全体のものづくりが弱くなる」と書かれていたのを読み、私は強い興味を抱きました。工作機械についてもっと知りたい、この分野で挑戦してみたいと思い、迷わず工作機械のリース営業を始める決意をしました。
営業活動を続ける中で、ある日、親しくなった商社の営業マンがこんなことを教えてくれました。「日本の商社は売るだけの会社が多いけれど、外国の商社はエンジニアリングも自社で行うのが普通なんだよ」。その言葉が私の心に深く刺さりました。日本の機械商社はメーカーに依存しており、機械の販売以外のサービスにはあまり力を入れていない現状に疑問を抱いたのです。「このままでは、顧客に真の価値を提供できていないのではないか？このビジネスモデルが今後も持続するだろうか？」そんな思いが頭をよぎりました。
その瞬間、私は一つのビジョンを抱きました。工作機械に関するコンサルティングから販売、納入、運用、そして技術サポートまでを一貫して提供できる企業を立ち上げたい。それは、単なる商社やメーカーでは提供できない、複数メーカーの製品を組み合わせた最適な生産システムを提案し、顧客が安心して利用できる環境を作ること。そして、真の価値を生み出す企業になること。この強い想いが、システムクリエイト創業の原点です。
私たちの今
今、私たちは日本のものづくりを革新するために、日々挑戦を続けています。ソフトウェアや3Dプリンタ、3Dスキャナ、工作機械、検査測定器など、最先端の技術を駆使した製品を提供し、現場の生産性向上を支援しています。しかし、私たちの使命はこれだけではありません。お客様に代わってエンジニアリングを行う「3D技術代行サービス」も展開し、製品開発のスピードを飛躍的に向上させようとしています。
日本は今、人口減少による人手不足という現実的な課題に直面しています。こうした状況下で、ものづくりの現場はより効率的で革新的なソリューションを求めています。私たちは、研究開発を効率化し、迅速に市場に投入するためのツールを提供することで、日本の製造業が世界で競争優位を保ち続けることを目指しています。
私たちが目指す未来
私たちは、これまで別々に扱われてきたハードウェア、ソフトウェア、そしてヒューマンウェアを融合させることで、まったく新しい価値を生み出したいと考えています。この3つの要素が一体となることで、これまでにはない革新的なソリューションが生まれ、ユーザーに驚きとワクワクを提供できると信じています。
ハードウェアの性能を最大限に引き出すためのソフトウェア、そしてそれを活用するための人間の知識と創造性を組み合わせることで、私たちはこれまでにない新しい体験を提供できると確信しています。私たちが目指しているのは、単なる技術の進化ではなく、人々の生活を豊かにし、感動を生み出す「未来のものづくり」です。
私たちは、これからもこの融合ソリューションを通じて、市場に新しい価値を提供し続けていきたいと考えています。これが、私たちの目指す未来のビジョンです。
メッセージ
私たちは、未来のものづくりを共に創り上げる新しい仲間を歓迎します。皆さんには、これからの日本のものづくりを支える重要な役割を担っていただきたいと考えています。最先端の技術に触れ、実際のプロジェクトを通じて成長できる環境がここにはあります。
「ものづくりを変える」という大きな目標に向かって、私たちと一緒に挑戦しませんか？ あなたの新しいアイデアと情熱が、未来の日本のものづくりを形作っていく力になります。
