このたび、Vectric V12.5がリリースされました。
主な新機能の概要は下記をご覧ください。
主な新機能
〇3Dテキストサポート
・3Dビュー内で直接テキスト要素を作成・編集できるようになり、デザイン表現の幅がさらに広がりました。
●3Dスケッチ彫刻プレビュー
・スケッチ彫刻ツールパスを加工前にリアルに確認でき、仕上がりのイメージを掴みやすくなりました。
材料の無駄削減にも貢献します。
〇3Dノード編集
・ノードやスパン操作、ミラー機能などが3Dビュー上で直接行えるようになり、2Dビューへの切り替えが不要になりました。
〇表面色シミュレーション
・塗装やラミネート加工など、表面の仕上がりをリアルに再現。
完成後の見た目を事前に確認できます。
〇3Dフィレットツール
・3Dビュー上で直接フィレット(面取り)を追加可能。
より直感的にデザインを調整できます。
〇ポケット加工の最適化によりリトラクト回数を削減
・ツールの後退回数を減らすことで、切削時間を短縮し、よりスムーズで効率的なポケット加工を実現しました。
〇ツールパスシート転送
・右クリック操作だけで、ツールパスを他のシートやサイドへ簡単に再配置できるようになりました。
複数の工程を扱う際も、スムーズな管理と修正が可能です。
〇レーザースケッチ彫刻
・レーザー用ツールにスケッチ彫刻テクニックが追加され、細部のデザイン表現がさらに自由に。
アートワークやマーキングなど、幅広い用途に対応します。
〇3Dガイドライン
・2D・3D両方の環境で位置合わせの一貫性を保ちながら、正確な配置をサポート。
カスタムガイドを利用することで、位置決め作業の精度とスピードが向上します。
〇3Dトリムツール
・ビューを切り替えることなく、3D空間内で直接トリム操作が可能に。直感的なモデリング操作で、作業効率を飛躍的に高めます。
〇ビジュアル
ツールパスステータス
・ツールパスの計算状況を一目で確認できるビジュアルインジケーターを新搭載。未計算・計算済みを色分けで把握でき、作業ミスを防ぎます。
〇加速を考慮した時間推定
・加工機の加減速特性を考慮して、より現実的な加工時間を自動で算出。スケジュール計画やコスト見積りの精度が向上します。
〇編集可能な寸法
・コントロールポイントをドラッグして、アンカーポイントやオフセット、キャプションのサイズ・位置などを動的に調整可能。
あらゆる種類の寸法をリアルタイムに編集できます。
〇スマートパーツ選択
・AIがパーツを自動認識し、グループ化不要で必要な形状を一括選択。
手作業による選別の手間を省き、短時間で正確なパーツ抽出が可能になりました。
〇図形を使った
クイックノード編集
・シェイプツールとノード編集をシームレスに切り替え可能。
クリエイティブなフローを維持しながら、形状の微調整をスムーズに行えます。
〇3D線の長さ編集
・希望する測定値を直接入力するだけで、3Dビュー上で線の長さをすぐに変更可能。
3Dモデル内の寸法調整がこれまで以上に高速化されます。
〇3Dグリッドビュー
・2Dと同じ感覚で使えるグリッドシステムを3Dビューにも導入。
測定や位置合わせを一貫した基準で行えるようになりました。
〇柔軟なネストオプション
(Pro版のみ)
・シート上に新しいパーツを自動生成するのではなく、既存パーツを直接ネスト可能。
複雑なプロジェクトでも整理整頓を維持し、作業効率を高めます。
〇シート固有の
ツールパスグループ
・関連シートごとにツールパスグループを設定できるようになり、複雑なプロジェクトでも整理が容易に。
作業中の混乱やエラーを防ぎ、よりスムーズな進行をサポートします。
〇ツールを包括した命名
・複数のツール操作を自動的に識別し、ツール名を自動付与。
ツールパスを瞬時に判別でき、管理の手間を大幅に削減します。
〇サイズ変更可能な
インターフェース要素
・ドロップダウンメニューのサイズを自由に調整可能。
一度に多くの項目を表示できるため、作業スタイルに合わせた快適なUIを実現します。
〇レイヤーを複製する
・右クリックメニューから簡単にレイヤーを複製できるようになりました。
元データを保持したままデザインのバリエーションを試すことが可能です。
〇シートの複製
・ベクター、モデル、ツールパスを含むシート全体をワンクリックでコピー。
設計バリエーションの作成時間を大幅に短縮します。
●クイックコンポーネント
ベイク
・コンテキストメニューからベイク機能にすばやくアクセス可能に。
デザイン確定時のワークフローをスムーズに進められます。
●ロータリーインポート
オリエンテーション
・新しい方向設定ギズモにより、回転モデルの配置がより直感的に。
ロータリー加工のセットアップが簡単かつ正確に行えます。
〇ポリラインの機能強化
・矢印キーで「長さ」「角度」「絶対XY」「相対XY」モードを即切り替え。
3Dビュー上で正確なノード配置を行えるようになりました。
〇ドラッグアンドドロップによるレイヤー管理
・レイヤーをドラッグして順序を自由に変更。
プロジェクト構成の整理がより直感的になりました。
〇レイヤーフィルタリング
・空のレイヤーを非表示にして、必要な情報だけに集中。
整理されたワークスペースで効率的な作業を実現します。
〇ペックドリリングの可視化
・ペックドリリングの動作をシミュレーション上で再現可能に。
加工の仕組みを正確に理解でき、最適な設定を行うための判断材料になります。
〇強化されたプレート生産
・プレートを個別のシート上で生成することで、より整理された管理と出力を実現。
大量生産時の効率と精度が向上しました。
〇WebPサポート
・高画質を保ちながらファイルサイズを大幅に削減できることで注目を集める「.webp」形式が、新たにビットマップのインポートでサポートされました。
これにより、Web向け素材や軽量データを扱う際にも、高速かつ高品質なワークフローを実現します。
〇色保存ビットマップフェード
・色あせたビットマップを、元の色味との整合性を保ちながら表示できるようになりました。
これにより、デザイン中でも正確な色再現と視覚的な参照が可能になり、より直感的な編集作業をサポートします。
〇:VCarve・Cut2Dともに
●:VCarveのみ