品質と精度にこだわり続ける卓上CNCメーカー
スモールファクトリー・教育機関で活躍
3Dプリンティング革命において重要な一翼を担った MakerBot社の共同設立者の一人であり兼CEOもであった Bre Pettis (ブレ・ペティス)氏が『ものづくりに新たな波を巻き起こし、創造の喜びを共有したい』という想いで、2013年に創設された BANTAM TOOLS社。
以来、BANTAM TOOLSの製品は、試作開発や小ロット生産に、また、加工知識習得のための入門機としてもちょうど良いと、スモールファクトリーや教育機関を中心に導入実績を重ね、今日では、テスラ、スペース X、ノースロップ グラマンなどの大手製造業へも導入されるようになりました。
誰もがすぐに加工ができる
製造業・ものづくりを再び活性化させるには『経験と教育が必要不可欠である』との思いから、ワークショップの開催や地域の教育機関との連携を積極的に行い、ものづくりに触れる機会を提供してきた BANTAM TOOLS社。
その活動の中から『誰もがものづくりの喜びと達成感を経験できる手頃な価格のマシン』というコンセプトを掲げ、デスクトップCNCフライス盤 『Bantam Tools Desktop』が誕生しました。
『Bantam Tools Desktop』は、箱から取り出し簡単なセットアップを行えばマシンの加工準備は完了します。あとは加工プログラムを用意するだけなので、学生から上級者、さらには開発者や発明家にいたるまで、誰もがすぐに加工を始めることができます。
IMTS 2022 トップ10テクノロジーに選出
二年に一度、シカゴで開催される IMTS(International Manufacturing Technology Show :国際製造技術ショー) 2022において、1,100の出展社の中からトップ10テクノロジーの第7位に選出された BANTAM TOOLS社。
開催期間中、卓上CNCフライス盤『BANTAM TOOLS』を三台設置しアルミの切削加工を1日8時間、6日間連続で稼働。
一小間の小さなブースでしたが、3Dプリンタ程度のサイズのマシンがアルミニウムを力強く、そして淡々と削っていく様子に大勢の来場者が足を止め見入っていました。
『ほとんどの人は、CNCマシンは部屋サイズのものであると思い込んでいます。人々がBANTAM TOOLS製品のサイズと性能に驚き、そして魅了されていく様子を見るのは本当に楽しかった』と、BANTAM TOOLS CEO Bre Pettis氏は語ります。
ニューヨークから世界中のクリエーターへ
体格差を超えた力強さと俊敏さをその小さな体に秘めた『BANTAM(バンタム)=軍鶏』。
社名の由来であるBANTAMのように、『チームは小さくても力強く成長していく』それが BANTAM TOOLS社です。
その本社ファクトリーは、自由の女神から北に車を1時間走らせた、ハドソン川のウォーターフロント、ニューヨーク州ピークスキルに位置します。
製造業・産業・芸術がユニークに融合するこの街から、生産者のラピッドプロトタイピング工程を加速させるために、可能な限りの製造工程を社内で行い、最終的なマシンの組み立てはすべて自社で行っています。組み立てられたマシンは一品一品厳密なテストが行われ、厳しい基準にクリアした製品のみをニューヨークから世界中のクリエーターにお届けしています。