


PEEK-250
スーパーエンプラ造形を安定した高温環境で
造形サイズ: 250x250x300mm
ノズル温度:Max480°C
ビルドテーブル温度:Max200°C
チャンバ-温度:Max200°C
スーパーエンプラ造形を現実にする、妥協なき筐体設計
PEEK、PEI などのスーパーエンプラを用いた3D プリントは、ものづくりの可能性を大きく広げる一方で、結晶性樹脂特有の収縮や、安定した環境構築の難しさから、これまで造形のハードルが高い領域とされてきました。
シリーズの知見を結集して開発された「PEEK-250」は、造形が難しいとされる材料を形にするために、マシン全体で熱のコントロールを追求しています。樹脂の特性に合わせた高温環境と、熱から駆動部や作業者を守る冷却・安全機構を両立させることで、ABSやPLAといった汎用樹脂はもちろん、各種高機能材料の造形を力強く支えます。
高温環境を実現する4つの熱制御技術
PEEK-250では、チャンバーヒータ・断熱筐体・ノズル・ビルドテーブルの4つの要素を最適化しています。
① チャンバーヒータ
庫内を最大200℃まで昇温可能な1600Wの高出力チャンバーヒータを搭載しています。造形エリア全体を均一に加熱し、吐出された樹脂が外気によって急激に冷やされるのを防ぐことで、モデル全体の温度変化を緩やかにして反りや変形を効果的に抑制します。スーパーエンプラはもちろん、反りが発生しやすい材料も安定して造形することが可能です。

② 断熱筐体
断熱性に優れた3層構造の筐体を採用しています。内部の断熱材には、耐熱性・耐火性に優れたケイ酸アルミニウム繊維(セラミック繊維)を使用し、庫内の熱を効果的に保持します。
さらに、造形エリア内には鏡面加工が施されたステンレス製の内壁を採用し、熱放射による放熱を防ぎます。これにより、常に安定した高温環境を維持できます。
③ 高温ノズル
ノズルの材質として熱伝導性の高い銅を採用し、さらに60Wの高出力ヒータを搭載したことで最大480℃まで昇温することができます。ノズル先端には耐摩耗性に優れた硬化鋼を使用し、カーボンなどのファイバ材が複合された材料も活用可能です。2つの材質を組み合わせることで、3Dプリンタで使用される数多くの材料に対応します。
④ ビルドテーブル
最大200℃まで昇温可能なビルドテーブルを採用しています。吐出された樹脂と造形テーブルとの温度差を減らすことで材料の急激な温度低下を防ぎ、反りを抑制します。また、ビルドプレートには平坦性に優れた高品質アルミを使用し、表面にはPEIコーティングを施しています。これにより、FFF方式3Dプリンタにおいて最も重要とされる1層目をテーブルと確実に定着させます。

高温環境を支える冷却システム
高温環境を維持する一方で、エクストルーダや駆動部を造形中の高温から保護するための機能を数多く採用しています。
スーパーエンプラなどの高温を必要とする造形では、ただ単に庫内を高温にするだけでは行えません。水冷ユニットや蛇腹カバー、冷却ファンがそれぞれの役割を発揮して熱を的確にコントロールし、「高温」と「冷却」を両立することで、長時間の安定した造形を実現します。
① 長時間の吐出を安定させる水冷ユニット
熱の影響を徹底して排除し、安定した冷却を維持
PEEK-250 はエクストルーダーの冷却に水冷方式を採用しており、最高480℃に達するノズルや最大200℃に昇温する庫内からの熱を効果的に遮断・冷却します。熱の影響を徹底して排除し、長時間の稼働でも安定した冷却パフォーマンスを維持します。

② テフロン製蛇腹カバー & 冷却ファン
高温環境でも駆動部を保護し、自動で排熱
駆動部が配置されたプリントヘッド上部と造形エリアを蛇腹状のテフロン製カバーによって隔離しています。これにより、造形中の熱に駆動部が直接晒されることがないため、高温環境でも安定して駆動することができます。
安心・安全に配慮した設計で快適な作業環境を実現
安全な材料交換
蛇腹カバーの採用により、造形エリアとプリントヘッド上部の空間が隔離されます。これにより、作業者が高温状態のノズルや庫内の熱に直接触れることなく、プリントヘッド上部の空間のみで材料交換作業を行うことが可能です。

二重構造の断熱フロントドア
マシンの正面扉は、耐熱ポリカーボネート製の2重窓と金属フレームで構成されています。庫内の高温を外へ漏らさない設計に加え、4基の冷却ファンで金属フレーム部分を冷却することで、表面温度の上昇を抑制します。

ハンドルロック機構
扉のハンドルにはロック機構を採用しています。開閉時に回転操作が必要な設計とすることで、造形中に意図せず扉を開けてしまうことを防ぎます。

庫内カメラ
PEEK-250には庫内カメラが標準搭載されています。扉を開くことなく、庫内の高温状態を維持したまま造形の進捗や状態をリアルタイムで確認することが可能です。
製品仕様
| 機械仕様 | PEEK-250 |
|---|---|
| 造形方式 | FFF方式(フィラメント溶解方式) |
| 最大プリントサイズ (XYZ) | 250 × 250 × 300 mm |
| ノズル数 | 1ノズル |
| 最高温度 | 480℃ |
| ノズル径 | 0.4mm(オプション:0.6mm) |
| XY位置決め精度 | 0.0127mm |
| Z位置決め精度 | 0.00125mm |
| 最小積層ピッチ | 0.04mm |
| テーブル最高温度 | 200℃ |
| チャンバヒータ最高温度 | 200℃ |
| フィラメント乾燥温度 | ✖ |
| 推奨プリントスピード | 55mm/s |
| 最高プリントスピード | 200mm/s |
| オートレベリング | ✖ |
| エアフィルター | ○ |
| 非常停止機能 | ✖ |
| フィラメント径 | 1.75mm |
| データ転送 | USB |
| データ入力形式 | STL, OBJ, AMF, Gcode |
| タッチスクリーン | 7インチ |
| 本体サイズ | 630 × 555 × 815mm |
| 本体重量 | 120kg |
| 使用電源 | 200V |
| 最大消費電力 | 2500W |
CreatBot PEEK-250 高温エリアと駆動部を分断して安定プリントを実現! 「CreatBot PEEK」シリーズに新たにラインナップされた「PEEK-250」は、庫内温度を最大200℃まで上昇可能。高温を必要とするスーパーエンプラの安定造形を実現します。庫内と他部を分断する設計で必要な部分のみ加熱しているため、熱によるトラブルを防ぎます。 【こんな人におすすめ】 CreatBot PEEK-250 高温環境から材料を守り、安定した造形を実現 スーパーエンプラが造形できる3Dプリンタ「CreatBot PEEK」シリーズの「PEEK-250」は、プリントヘッドが吐出までに材料が負けない水冷方式になっており、熱と冷のメリハリによって、スーパーエンプラでの造形を実現しています。 【こんな人におすすめ】カタログ

関連資料

・スーパーエンプラを使って造形したい
・もっと優れた特性をもつ材料を使いたい
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