

PEEK-300
汎用材料からスーパーエンプラまで安定造形
ビルドサイズ:300 × 300 × 400 mm
最高ノズル温度:480℃
チャンバ温度:120℃
テーブル温度:200℃

汎用樹脂材料から、スーパーエンプラまでこれ1台
『CreatBot PEEK-300』は、最高480℃のノズルと120℃に達するチャンバ、最高200℃を誇るビルドテーブルを搭載することで、高機能材料であるスーパーエンプラまで幅広い材料に対応した3Dプリンタです。
汎用的に使用される安価なPLAやABSはもちろん、融点が高く造形が極めて難しいとされているPEEKやPEI(ULTEM)まで充実した機能により1台でシームレスに造形ができます。
これにより、研究開発から高機能治具への置き換えまで、アディティブ・マニュファクチャリングの領域を圧倒的に広げます。
スーパーエンプラを安定して造形できる機能の数々
高耐熱・高強度・難燃性から、金属代替として注目を集めるスーパーエンプラ。
その造形を成功に導くためには、徹底的に計算された筐体内の最適な温度コントロールが必要不可欠です。
高温環境

最大480℃
プリントノズル
PEEK-300は60Wの高出力ヒーターを搭載し、ノズル温度は最大480℃まで昇温可能です。このプリントノズルにより、これまで造形が難しいとされていた融点が高いPEEKなどのスーパーエンプでも的確に溶融することで、造形を実現しました。
ノズルには高温対応のマルテンサイト鋼を採用しており、カーボン繊維やガラス繊維を配合した摩耗性の高いフィラメントにも対応します。
細部まで的確に昇温
プリントヘッド
プリントヘッドには最大400℃まで昇温できるヒートブロックとファンを搭載しています。ノズルに対して均一に熱を与えることで、吐出直前のフィラメントを素早く加熱します。また同時に、ファンで熱風を発生させることで効率的に昇温されるので、モデルの変形を抑制できます。
このCreatBot社独自の機能※により、安定した造形を実現しています。
※特許取得済み

最大200℃
ビルドテーブル
900W高出力ヒータを採用することで、最高200℃の高温域に素早く到達します。テーブルには、平坦性に優れたガラスと、熱拡散性に長けたアルミ、高出力ヒータで構成しています。
この構成により、テーブル面の温度ムラをなくし加熱時の熱歪みを抑えられるので、高い温度管理が求められるスーパーエンプラでも反りや剥がれを防いでプリントできます。

最大120℃
アクティブ高温チャンバ
2600Wの大容量ヒータと熱風装置の相乗効果により、チャンバ内は最大120℃まで昇温可能です。最適な温度コントロールを行うために、内部にはセンサーで温度を常時管理しており、熱収縮の影響を受けやすいPEEKやPEIでも、安定した環境で造形を行うことが可能です。
保温
熱を逃がさない
三層構造の断熱チャンバ
高温で溶けて膨張したプラスチックは、急激に冷えると収縮して強い力が生まれ、反りやクラックなどの造形不良に繋がります。そのため、本体筐体には「鋼板・断熱材・ステンレス」の三層構造を、監視用窓には真空二重PCボードを採用しています。これは、魔法瓶のような構造をしており、造形中は熱を閉じ込め、遮断効果を発揮するため、外気に影響されることなく安定した環境下で造形を行います。
造形後は緩やかに温度が降下するので、反りを抑制します。

耐熱機構
過酷な環境に耐える
高温対応耐熱ユニット
造形品質を保つため長時間高温に保たれるチャンバ内は、稼働パーツにとっても非常に過酷な環境です。
PEEK-300は、この高温下でも常に安定した動作を維持できるよう、モータやリニアレール、駆動ベルト、PCB基板などの主要パーツすべてに優れた耐熱性と耐久性を持つユニットを実装しています。

的確な冷却
熱伝達を遮断
水冷システム
PEEKなどのスーパーエンプラなどの造形を行う際には、高温環境が必要になりますが、造形前のエクストルーダー周辺まで高温になると、フィラメントが途中で軟化して材料が正常に送れなくなってしまいます。
この軟化を防ぐために、エクストルーダーの冷却には水冷方式を採用し、最高480℃に達する加熱部からの熱伝達を遮断、フィラメントの事前軟化を防ぎます。
また、水冷タンクやポンプ、ヒートシンクといった冷却ユニットは、庫外に設置しています。そのため、外気を取り込む冷却ファンを組み合わせた相乗効果で放熱効率を上げ、長時間の造形でも常に安定した冷却性能を発揮します。
スーパーエンプラだけじゃない!汎用樹脂の造形も併用できる仕組み
PEEKなどのスーパーエンプラに対応する高度なスペックを備えつつ、PLAやABS、PETGをはじめとする汎用樹脂の造形においても優れたパフォーマンスを発揮します。
こうした幅広い材料にも対応できるよう、本機には加えて2つの機能を標準搭載しています。
デュアルノズル
プリントヘッドには、2つのノズルが搭載されています。造形温度が大きく異なる材料を同じノズルで使用すると、温度差による樹脂のつまりの原因になります。
そのため、ノズルを使い分けることで樹脂トラブルを未然に防ぐとともに、高温樹脂と汎用樹脂など材料を切り替える際のノズル交換やギャップ調整の手間を省き、効率的に造形を行えます。

フィラメントドライヤ
ナイロンをはじめとする吸湿しやすいフィラメントは、水分を含んだ状態で造形を行うと素材が脆くなり供給時に折れやすくなります。また、加熱時に水分が気化して気泡が発生し、押出不良や強度低下を引き起こします。
これを防ぐため、最大70℃まで設定可能なフィラメントドライヤを搭載。常にドライな状態を保ち、安定した造形を実現します。

その他の基本性能

オートレベリング
プリントヘッドには、タッチプローブが装備されており、テーブル上の高さを計測することができます。この測定したテーブルとノズルの距離が常に一定になるように、リアルタイムでテーブルの高さを調整し、安定した造形品質を提供します。

停電復旧機能
停電時や材料切れが発生した場合、ヘッドの最終地点を記憶することで、復旧後には途中から正確に造形を再開することができます。

非常電源ボタン
万が一の緊急時には、非常停止ボタンを押すことで強制的に造形を停止することができます。

フィラメント検知センサ
庫内の材料有無を検出するセンサがついています。そのため、材料がなくなると自動で材料を一時停止、材料が補充されることで造形を再開することが可能です。
オプション

インターロック機能
万が一の事態や作業者の安全に備えて、造形中に正面扉または天面扉の開閉が検知されると、直ちに自動で造形を停止します。
製品仕様
| 機械仕様 | PEEK-300 |
|---|---|
| 造形方式 | FFF方式(熱融解積層方式) |
| 最大プリントサイズ (XYZ) | 300×300×400mm |
| ノズル数 | 2 |
| ノズル最高温度 | 480℃ |
| ノズル径 | 0.3/0.4/0.6/0.8/1.0mm |
| XY位置決め精度 | 0.0127mm |
| Z位置決め精度 | 0.00125mm |
| 最小積層ピッチ | 0.04mm |
| テーブル最高温度 | 200℃ |
| チャンバヒータ最高温度 | 120℃ |
| フィラメント乾燥温度 | 0~70℃ |
| 推奨プリントスピード | 60mm/s |
| 最高プリントスピード | 150mm/s |
| オートレベリング | ○( 25点 ) |
| エアフィルター | ○ |
| 非常停止機能 | ○ |
| フィラメント径 | 1.75mm |
| データ転送 | USB |
| データ入力形式 | STL, OBJ, AMF, Gcode |
| タッチスクリーン | 4.3インチ |
| 本体サイズ | 720×700×942mm |
| 本体重量 | 100kg |
| 使用電源 | 200V~240V、20A 50/60Hz |
| 最大消費電力 | プリント:2000W チャンバ:2600W |
| ※PEEK-300の初期付属品にはφ0.4mm標準ノズルが4つとφ0.6mm標準ノズルが1つ、高温対応の耐摩耗ノズルφ0.4mmが1つ付属します。 | |
カタログ

関連資料

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【こんな人におすすめ】
・スーパーエンプラを使って造形したい
・様々な材料が使えるプリンタを検討している

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【こんな人におすすめ】
・スーパーエンプラを使用したい
・安定した造形を行いたい
・耐熱性や機械的強度を高めたい



