SRP Playerを使った加工プログラムの作成

「SRP Player」による加工プログラムの具体的な作成手順を動画で解説。片面切削のモデルを例に、3Dデータの読み込みから完成までの5ステップでのプログラム作成と作成後の部分的な設定変更を実施しています。

工具の取り付け

工具の取り付け

主軸への工具装着はATCが自動で行います。そのため、組み立てた工具をATCユニットにセットするだけで工具の取り付けは完了です。組み立て作業は、付属の専用治具で突き出し量などを確認しながら簡単に実施できます。手順は以下の通りです。


①治具のくぼみに合わせてホルダをセットします。
②ホルダに工具を挿し込み、“SHANK END”の範囲内にシャンク先端が収まるように突き出し量を調整します。
③いもねじ(セットビス)でホルダと工具を固定します。
④組み立てたツールをSRP Playerの設定と同じ番号のATCのストッカにセットすれば完了です。

工具取付の流れ

加工原点の設定

加工原点とは

加工原点(ワーク座標系)は加工の基準位置です。プログラムで設定した加工原点を基準に機械は加工を行います。そのため、機械にはXY軸とZ軸のそれぞれどの座標が加工原点となるかを認識させる必要があります。プログラムと機械の加工原点が揃っていない場合、加工ミスやトラブルを引き起こす可能性があるため、加工原点の設定は重要な作業です。
※「SRP Player」ではZ:材料上面、XY:材料の中心が加工原点の初期値となっており変更することも可能です。

加工原点とは
Z原点の設定手順

Z原点は付属の「Z0センサー」を使い簡単に設定できます。手順は以下の通りです。
①センサーを本体に接続し原点としたい位置(テーブルやワーク上面など)に設置します。
②工具をセンサーの真上まで移動させます。
③操作パネルの「Z0 SENSE」ボタンを長押しすると、工具が自動で下がりセンサーに接触して原点が自動登録されます。ユーザー座標系を確認してZが0.00mmになっていれば設定完了です。

Z原点の設定手順

ATCによる工具長補正

工具長補正とは
工具長補正とは

長さの違う複数の工具を使用する場合、Z軸の切削位置はばらばらになってしまいます。そこで、工具長補正により、どの工具で加工しても工具先端が切削位置(プログラムの指示した座標)に揃うように機械に指示を与えます。工具長と機械の基準位置(主軸先端)との差を補正値として機械に登録すれば、補正値に合わせてZ軸の移動量が調整されます。

ATCで簡単自動補正

工具長補正は正確に加工をするうえで重要な作業ですが、手動で行う場合は工具の測定や補正値入力の際にミスが発生する恐れがあります。MDX-50では工具長補正を自動で実施するためそのようなリスクはありません。ATCに搭載されたセンサで工具交換の際に工具長を測定し自動で補正を行います。