
BUILD VOLUME & PACKING DENSITY
大型部品の最終製品から
大量生産まで
Fuse X1 は、設置場所を選ばない省スペース設計でありながら、広いビルドエリアを備えています。
Formlabs独自の検証済み材料パラメータにより、導入直後から複雑な調整なしで稼働が可能。ナイロン材料を使用することで実用強度と耐久性を備えたパーツを製造できるため、試作にとどまらずそのまま使用できる最終製品として展開できます。

BUILD VOLUME
大型ビルドボリューム
330mm×330mm×565mmの広い造形エリアを備えているため、大型部品をそのまま一体造形可能です。空間内の対角線を活かした配置により、最大713mm相当の長尺部品の製造にも対応します。
さらに、十分な容積があることでサイズの異なる多品種の同時生産も1回の工程で行えます。
- ビルドエリア
- 330×330×565mm
- 長尺部品(最大)
- 713mm 相当

PACKING DENSITY
高いパッキング密度
造形エリアの空間容積に対して「30%以上」という高密度にパーツを配置して造形可能です。熱による変形を防ぎながら多数の小型部品を密に敷き詰められるため、1回の工程で生産できるパーツ数が大幅に増加します。生産効率が向上することでパーツ1個あたりの所要時間を削減し、短期間での多量生産を実現します。
- パッキング密度
- 30% 以上

QUALITY CONTROL
造形品質を保つ独自のテクノロジー
Fuse X1に搭載された独自のテクノロジーにより、造形中の状態を適切に管理。
造形品質を維持しながら、高い生産性を実現します。
Print Intelligence(AI搭載)
Fuse X1に搭載された「Print Intelligence」は、カメラ画像認識と適応型熱制御を組み合わせた自動異常検知システムです。
造形中に異常が検知された場合には、AIがその領域を認識してレーザー照射をスキップ。1つの部品で異常が発生した場合でも、他の正常な部品の造形を継続できるため、材料と時間の無駄を最小限に抑えます。
Adaptive Thermal Control(適応型熱制御)
Adaptive Thermal Control は、プリントチャンバー内の温度を管理するための熱制御システムです。
サーマルカメラでビルドチャンバー内の温度を高頻度に監視し、その情報をもとに 13 の独立した熱ゾーンをリアルタイムに制御。造形状況に応じて熱分布を最適化することで、チャンバー内を均一な温度環境に保ちます。
LASER SYSTEM
高速レーザーシステムによる効率的な造形
Fuse X1 は、高出力な 120W イッテルビウムファイバーレーザーと高速ガルバノスキャナーを組み合わせたレーザーシステムを搭載しています。広い造形エリア全体へスピーディーかつ均一にレーザーを照射できるため、大型部品の造形やパーツを高密度に配置した量産時でも、品質を保ちながら造形時間を大幅に短縮します。
120W
イッテルビウムファイバーレーザー
高いビーム品質と出力安定性を備えたファイバーレーザーにより、効率的なエネルギー伝達と精密な焼結を実現します。出力変動が少なく長寿命なため、長時間の造形でも安定した性能を維持します。
高速ガルバノスキャナー
レーザー光を反射するミラーを高速かつ高精度に制御し、造形エリア内の照射位置を正確に走査します。広い造形範囲でもスムーズな焼結処理を可能にし、SLS造形の高速化に大きく貢献します。
SLS ECOSYSTEM
生産性を高める統合型 SLS エコシステム
Fuse X1 は、造形だけでなく材料管理や後処理までを含めた統合型 SLS エコシステムを構築しています。各工程を効率化することで、手作業や装置の待機時間を削減し、継続的な生産運用を支えます。


造形準備
PreForm による効率的な造形準備
専用ソフトウェア「PreForm」の自動パッキング機能により、モデルの方向づけや密度を最適化し、ビルドスペースを最大限に活用できます。造形時間の短縮と材料の廃棄削減を同時に実現し、スピーディーな造形準備を可能にします。

造形
高度な制御による安定した SLS 造形
120W イッテルビウムファイバーレーザーと高度な自動温度調整機能に加え、AI支援型の機能を搭載。リアルタイムで異常を検知・隔離することでプリント失敗を防ぎ、長時間の造形でも安定した品質と高い稼働率を維持します。

取り出し
Build Unit による連続的な生産運用
キャスター付きの Build Unit を採用し、造形完了後はユニットを交換するだけで次のジョブへ移行できます。交換作業は約 5 分で完了し、冷却や粉末処理は造形機外で行うことが可能です。造形機を停止させる時間を最小限に抑えます。
パウダー除去・材料管理
Fuse Sift X1 による効率的なパウダー処理
パーツの掘り出しからパウダーの再利用までを密閉環境で完結させます。グローブボックスと高圧エアーにより、飛散を防ぎながらパーツに付着したパウダーを効率よく除去。
また、回収した未焼結パウダーと新しいパウダーを装置内部で最適な比率に自動で計量・ブレンドし、手汚れなく次の造形用パウダーを補充・準備します。
仕上げ処理
Fuse Blastによる仕上げ処理
専用の後処理システム「Fuse Blast」により、造形品に残った微細な粉末の除去と表面研磨(ブラスト)を自動化します。大型バスケットを活用することで一度に大量のパーツを処理でき、手作業での仕上げ工数を大幅に削減します。
CASE STUDY
導入事例
Radio Flyer 社
乗用玩具・電動自転車(eBike)の製品開発
実物大プロトタイプをわずか2日で製作。作業量を9分の1に抑え、開発スピード向上
老舗乗用玩具メーカーのRadio Flyer社では、大型な電動自転車等の試作において、外注手配による納期の長さや、パーツを細分化して造形・組立する手間の多さが課題でした。大容量の造形サイズを持つFuse X1を導入したことで、大型フレームもわずか2回のプリントで完結。従来数週間〜2ヶ月かかっていた実物大プロトタイプの製作を2日で完了できるようになり、圧倒的なスピード感での設計検証と反復試作を実現しました。
Autotiv 社
ドローン・ロボット部品等の受託製造

設置面積は半分、スループットは約3倍。受託製造現場のSLSスケールアップを実現
受託製造のAutotiv社では、短納期要求に対応するための生産量拡大が課題でした。Fuse X1を導入した結果、造形サイクルが従来の約70時間から約24時間へと大幅に短縮され、限られた設置スペースのままスループットを約3倍に高めることに成功。さらに自動研磨装置の併用で手作業による後処理工程を自動化し、作業負担と人件費の削減も同時に達成しています。
Tesla Giga Nevada 社
EV用バッテリー・駆動ユニットの製造工場
大型パーツを分割せず一体造形。従来機比2倍以上の高さを24時間以内にプリント
週に10,000〜30,000点の部品を製造するTesla Giga Nevadaでは、24時間以内の納品が必須条件。従来の大型SLSプリンタではフルサイズ造形が時間内に収まらず、大型部品を分割してプリントし、後から接着・研磨する手間が発生していました。
Fuse X1の導入により、高さ565mmの大型部品も分割せず一体造形が可能になり、組立・研磨の工程が不要に。生産量が向上し、切り替え時間も5〜10分へ短縮。作業負担を減らしながら生産性を高めることに成功しました。
USE CASE COMPARISON
用途別のコスト・生産性比較




TECH SPECS
製品仕様
- 造形方式
- SLS(粉末焼結積層造形)方式
- 最大造形サイズ(W×D×H)
- 330×330×565mm
- 積層ピッチ
- 110ミクロン(0.004in)
- レーザーの種類
- イッテルビウムファイバー 120W
- レーザ焦点サイズ(半値全幅)
- 330ミクロン
- ビルドチャンバー
- Fuse X1 世代プリンタと Fuse Sift X1 に着脱可能なモジュール式
造形特性
- ホッパー容量
- 105L
- 寸法
- 1,570 × 830 × 1,930 mm
- サポート材
- 不要
- 設計・CAD仕様
- SLS デザインガイドに準拠
ハードウェア
- 設置場所最小寸法(W×D×H)
- 2,410 × 2,430 × 2,410 mm
- 推奨設置面積(W×D×H)
- 2,610 × 2,430 × 2,410 mm
- 重量
- 570kg(ビルドチャンバー・パウダーを除く)
- 起動時間
- 最大90分
- 使用環境
- 18〜28℃ / 相対湿度30%未満
- 筐体内温度
- 最大210℃
- 温度管理
- サーマルカメラによる 13 独立加熱ゾーン制御
- 空気処理
- 外接不活性ガス供給用インターフェース/圧力制御式二段階濾過(HEPA+活性炭)/フィルター付き排気口
- 電力要件
- AC 208〜240V(単相)50/60Hz、50A定格、3.5kW(標準)/7.5kW(最大)
- ガルバノメーター
- Formlabs カスタム第4世代
- レーザー仕様
- イッテルビウムファイバー(IEC 60825-1: 2014 認証取得済み)、波長1,064nm、最大120W、ビーム発散角3mrad(公称値・フルアングル)
- 放射線情報
- Class 1 レーザー製品(放射線量は Class 1 の規定限度内)
- インターネット接続
- Wi-Fi(2.4GHz + 5GHz)/イーサネット(1,000Mbit)/USB-C マスストレージ転送
- プリンタ制御
- 15.55インチ タッチスクリーン(1080×1920 解像度)
- アラート
- タッチスクリーン上のアラート/Dashboard 経由の SMS・メール通知/コンピュータビジョンによるライブ監視/先行保守アラート
ソフトウェア
- 造形準備
- PreForm ソフトウェア(無料)
- システム要件
- Windows 7(64-bit)以上/macOS 10.12以上、OpenGL 2.1、4GB RAM(8GB推奨)
- ハードウェア要件
- Fuse X1 3D プリンタ
- ファイル形式
- 入力:STL / OBJ / 3MF / STEP / SolidWorks / CATIA 出力:FORM 形式
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NEWS 2026.06.09 SLS方式3Dプリンター「Fuse X1」リリース!


