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高速粗取り加工とポケット加工の比較

高速粗取り加工とポケット加工の比較M

「高速粗取り」は、コーナー部での滑らかな工具動作により深いZピッチと早送りでの加工が可能なツールパスです。刃長を最大限に活用し工具負荷を均一に保つため、加工時間の短縮、工具寿命の延伸を実現します。
「高速粗取り」と「ポケット加工」で2種類のワークを加工し、それぞれの加工結果と機械の主軸モータ負荷を比較しました。

加工結果の比較
加工結果の比較

【ワークA】
ポケット加工では加工終盤に刃物が傷んでしまいエッジに影響が出てしまいました。高速粗取りでの仕上がりは良好です。

加工結果の比較
加工結果の比較

【ワークB】
ポケット加工では刃物が欠損し、加工面に大きな焦げ付きやキズが多数出てしまいました。高速粗取りでは刃物の傷みが少ないため表面にキズはできませんでした。また、加工時間は約20%短縮されました。

加工結果の比較
主軸モータ負荷の比較

設備稼働実績収集システム「Facteye」を用いて加工中の機械の主軸モータ負荷を取得し、「高速粗取り」の負荷軽減効果の実際を確認しました。高速粗取りではポケット加工と比較して、負荷の最大値が小さく、負荷のかかり方も一定に保たれていることがわかります。

主軸モータ負荷の比較

等高線PROのツールパス調整機能

等高線PROのツールパス調整機能

等高線PROの仕上げ加工では、自動でピッチの追加や削除が可能な3つの設定が用意されています。これらの設定を活用することで形状に合わせたツールパスを作成することができます。

緩斜面へのツールパス追加

深さ一定ではピッチが粗くなる緩斜面にツールパスを追加して、継ぎ目の無い緩斜面に仕上げられます。①で設定した値よりも粗くなる箇所に対して、②で指定したZピッチでツールパスを追加できます。また③では、必要以上に細かくなる立壁へのツールパスを自動的にトリムして、緩斜面のみにツールパスを追加します。余分なツールパスを削減することで加工時間を短縮できます。
※下図参照

緩斜面へのツールパス追加
緩斜面へのツールパス追加
平坦部へのツールパス追加
平坦部へのツールパス追加

設定したZピッチの間にある平坦部分がある場合、未加工の状態となるため仕上げが完了しません。本設定を活用することで自動的に平坦部に対してピッチを追加できます。

壁部分のみ加工
壁部分のみ加工

垂直な面にのみツールパスを作成できます。角度のついた壁や曲面部分などは別のツールパスで仕上げたい場合に最適です。