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初心者のための切削条件の入力

NC加工機のプログラム作成では、加工設定の中で切削条件の入力が必要です。切削条件は、使用するマシンや工具・加工する材料・加工方法などを考慮して設定します。入力する項目の意味や、切削条件の設定の仕方について解説します。

工具の選択
  • 工具選択画面
  • 彫刻
  • Vビット
  • エンドミル
  • ボールエンドミル
  • ラジアスエンドミル
  • ドリル
  • 成形カッター

まず、使用する工具を設定します。工具設定では、工具タイプ(種類)の選択、直径、溝数(刃の枚数)を入力します。

切削条件の入力

切削条件は、加工する材料や選択する工具の種類、サイズごとに異なります。上記の設定項目におけるそれぞれの値を決定するうえで、目安となるのが、工具メーカーが推奨している切削条件表です(左下図)工具の型番と加工する材料から切削条件の設定画面に入力していきます。項目の(1)(3)(4)は(右下図)のように入力するだけで、切削条件は完了します。登録された切削条件はデータベースとして保存されるので、同条件での加工の際に再設定の必要はありません。

切削条件の項目 切削条件サンプル 切削条件入力例

(1)切削条件表でapはパス深さを表します。
(2)ステップは工具径の半分以下を目安にして設定します。
(3)min−1とrpmはどちらも一分間の回転速度を表す値ですので、変換は不要です。
(5)プランジ速度は送り速度の2分の1~3分の1程度を目安に設定します。

画像データからの線情報抽出手順

画像データを活用した加工では、必要な線情報を見極め 効率的に抽出することがポイントとなります。右図のような画像では葉全体の輪郭と模様を抽出できればイラストを再現できます。これらの線情報を効率的に抽出する具体的な手順を動画でご紹介しています。

ナンバリング機能を使ったプレート作成

ネームプレートやナンバープレートの作成では、違う文字や数字を何度も入力することは面倒です。そのような場合、ナンバリング機能が有効です。CSVファイルを用意しておけば、指定した箇所に文字や数字を割り当てることが可能です。手順は以下の通りです。

  • プレートの作成
  • プレート枚数・間隔の設定
  • CSVファイルの読み込み
  • 代入する列の選択
  • プレートの完成

①複製するプレートを作成。文字や数字を代入する箇所は!!で挟みます。データが出来れば、加工設定をします。次に、作成したプレートを選択し、ナンバリング機能を開きます。

②(1)~(4)の項目を入力して、プレートの間隔や枚数を設定します。(4)の工具経路を作成にチェックをすると①で作成した加工設定が複製したプレートにも適用されます。

③CSVファイルを読み込みます。区切り文字は、元のデータと同じ方法を選択してください。

④変数の部分にどの列を代入するかを選択します。選択項目には列の先頭のセルが表示されます。

⑤設定を完了し計算をするとプレートを作成できます。

浮き出し文字の作成ポイント

浮き出し文字を作成には、『プリズム彫り加工』と『ポケット加工』を組み合わせることがキレイに仕上げるポイントです。作成の手順は以下の通りです。手順は以下の通りです。

  • プリズム彫りの設定
  • ポケット加工の設定
  • ポケット加工→プリズム彫りの順で加工

①文字を選択し、プリズム彫り加工を設定します。切削の深さは彫刻刃の形状と文字のフォントやサイズにより、自動計算が可能です。この時計算された数値を次のポケット加工深さに使用する為、控えておいて下さい。

②次に文字とポケット加工する範囲を選択し、加工設定をします。①で計算された深さと同じ深さで周囲を削るように設定します。

③完成したプログラムは、ポケット加工→プリズム彫り加工の順で加工します。切削量の多いポケット加工を先に済ましておくことで、文字部分がきれいに仕上がります。