高品質の大型造形を可能に
細部までこだわり抜いた構成部品
2014年に発表された第一世代機「Agam」以来、学術業界を中心に使用されてきたModix3Dプリンタ。
長期にわたり「誰もが簡単に安心して使える製品であること」にこだわり続けてきました。
大型3Dプリンタの開発にフォーカスした現在もその思いは変わっていません。
BIGシリーズは世界中から評価のあるパーツを厳選して、最適な設計と組み合わせを見つけ出し、自動化をはじめとする様々な機能を付与することで、一人でも多くの方が大型3Dプリンタを気軽に使える世界を目指しています。
厳選された構成部品一覧
Modix BIGシリーズのアドバンテージの一つに、細部にわたり選び抜かれたプレミアムパーツを使用していることです。
小さな部品にも妥協せずに高品質な造形を実現するため、プリントヘッドやコントローラはもちろん、駆動系部品や
ケーブルに至るまで、最高水準のコンポーネントを選択しています。
プリント ヘッド
エクストルーダにBondtech社（スウェーデン）製のダブルドライブギアシステムを搭載したBMGモデルを採用しています。ニッケルコーティングされた銅製のヒートブロックは熱伝導率に優れ、的確な溶融スポットをコントロールします。
ノズル
耐久性と熱特性に定評のあるE3D社（イギリス）製の真鍮ノズルを採用しています。スタンダードホットエンドにはV6タイプ、高解像度ホットエンドにはV6ディティール、高流量にはスーパーボルケーノをご用意しており、用途に合わせてご利用いただけます。
プリントテーブル
熱伝導性と平坦性に優れており、航空宇宙業界にも採用されているAlcoa社（アメリカ）製のMic-6アルミニウム合金で作られた6.35mm厚のプリントテーブルを使用しています。110℃まで昇温可能な1200Wのヒータを装着しています。
メインボード
CNCマシンや世界中のデスクトップ3Dプリンタで多く採用されているDuet3D社（イギリス）製の32Bitプロセッサを搭載したコントローラDuet2 Wi-Fiモデルを使用しています。拡張ボードと組み合わせることで最大10基のステッピングモータを素早く正確にコントロールしています。
信号ケーブル
精密機器やロボットなど、正確な信号伝達が必要な製品に多く使用されているigus社（ドイツ）製の電磁界ノズルシールドケーブルを使用しています。誤作動を引き起こす可能性のある電磁界ノイズから信号伝送を守るので、確実な命令伝達を維持することができます。
リニアガイド
HIWIN社（台湾）製MGW9Hのリニアガイドを採用しており、位置決めの精度が高く、低駆動力で高速運動が可能で、長時間の造形でも摩擦が小さくなるよう設計されています。
モータドライバ
Modix Bigシリーズに採用しているTrinamic社(ドイツ)のTMC2660は電流変動を最小限に抑えているため、クリーンでスムーズな正弦波となり、静寂性と正確性を実現します。
駆動ベルト
Gates社（アメリカ）製のグラスファイバで強化したGT2グレードの9mmのタイミングベルトを採用しています。スムーズなかみ合いと優れた伝達性能で、長時間にわたり安定した駆動力伝達を実現します。
常に新しい技術を取り入れる独創的な開発コンセプト
目まぐるしい進化をし続ける3Dプリンタですが、Modix BIGシリーズも例外ではありません。2017年に発表されたBIG-60(第1世代)を皮切りに、2018年には第2世代機。2020年には第3世代機、そして2022年には第4世代機へとさらに進化を続けています。
常に新しい技術を利用できるよう、モジュール設計を採用しているので、新世代機は旧世代機との互換性を持っています。最新パーツに交換することや機能追加をすることで新しい技術を利用できるようになります。
大型造形に特化し充実のラインナップ
ニーズに合わせて選べる造形サイズをラインナップしており、手頃な価格の大型造形に特化した3Dプリンタを揃えています。600mm×600mm×660mmの造形サイズから1000mmを超えるものまで用途に合わせてお選びいただけます。
止まらない進化はユーザビリティの付加価値のために
3Dプリンタ先進国の一つ、イスラエルの第二都市であるテルアビブを拠点とするModix Modular Technologies LTD。
優れたコストパフォーマンスながら、最高水準のテクノロジーも統合した3Dプリンタを開発するリーディングカンパニーとして成長してきました。
大型3Dプリンタの開発に注力するようになった現在も、大切なユーザに大きな成果と付加価値を提供できるよう、常に3Dプリンタの変革と革新を続けています。