スキャン効率を上げた4つの主な特徴
Sermoon S1では、下記4つのポイントを抑えることで、高速スキャンを可能にするための機能を多く搭載し、
誰もが気軽に使用できる仕組みを実現しました。
4つのレーザーモードを搭載
ブルーレーザーモード(34本のクロス、7本のパラレル、シングル)と赤外線モードの4種類を搭載しています。
そのため、スキャンするモデルに合わせたレーザーモードを使用することができます。
ユーザーフレンドリー設計
使用環境を選ばない高い安定性と、初心者でも使いやすいように3Dアニメーションガイド付きのキャリブレーションやチュートリアルを用意。オプションを併用いただくことで、ワイヤレススキャンにも対応します。
複雑な処理を、自動で簡略化
付属のソフトCreality Scan 4.0は、初心者の方でも簡単に、安定したデータ処理を実現。複雑なノイズ除去や位置合わせを自動で最適化し、スキャンデータの活用までの時間を大幅に短縮します。
34本のクロスブルーレーザーモード クロス状に広がってレーザーを照射することから広範囲を認識し、スキャン速度が最大1428,000pts/sと高速なため、スムーズにスキャンを行います。 シングルブルーレーザーモード 深穴や狭小といった細かいモデルのスキャンの際にシングルレーザーを使用することができます。 7本のパラレルレーザーモード 表面の凹凸がある複雑な形状でもデータを取得することが可能です。 NIRレーザーモード 赤外線構造化モードでは、レーザー光をパターン状に投影し、その歪みからモデルの表面形状を高精度に認識します。 大きなキャプチャエリア スキャナにはワイドアングルレンズを搭載しています。 ターゲットマーカーの削減 ブルーレーザーによるスキャンでは、ターゲットマーカーが必須ですが、1フレームあたりわずか4つからスキャンを開始できます。 手元での操作性が簡単 誰でも快適に始められ、スキャン時の安定性と操作性を両立する設計を採用しています。 屋外でも安定したスキャンを 屋内のスキャンのみならず、屋外でのスキャンにも対応しています。 ワイヤレススキャン対応 ※オプション 大型モデルや長時間のスキャンになればなるほど、ケーブルに煩わしさを感じます。しかし、Scan Bridgeに接続することで、ワイヤレスでスキャンが可能、大容量バッテリー(36,000mWh)を搭載しており最大4時間の連続スキャンが可能です。 ガイド付きキャリブレーション 優れたユーザーインターフェースを持つCreality Scanでは、ソフトウェア画面に沿って作業を進めるだけでスキャナとPCを接続するところから、スキャンデータの作成まで直感的に行えます。 スキャンデータの処理も効率的 初心者でも簡単にデータ処理を実現するソフト”Creality Scan”が付属します。複雑なノイズ除去、モデル最適化、複数スキャンデータの自動位置合わせなどを自動的に判断し、ワンクリックで実行。スキャン後の面倒な手作業を大幅に削減し、CADや3Dプリンティングへのデータ活用までのリードタイムを劇的に短縮する、効率化の「要」として機能します。4つのレーザーモードを搭載
キャプチャエリアが広いことで、多くのマーカーを貼る作業時間が短縮し、オーバーラップを少なくしながら高速にスキャンします。
投射されたレーザーが直進性を保つことで、微細なディティールであっても狙った箇所に奥まで光を届け、2つのカメラで正確に形状を捉えます。
7本のラインを平行に並べることでスキャンスピードを上げながら、0.1mmの精度でモデルのデータを取得することができるので、速さと微細さを両立したスキャンが可能です。
4つの深度カメラと2つの高精度カメラより、高フレームレートでスキャン、2つのワイドアングルカメラではスキャンエリアが広がるため、トラッキングの安定化を図った相乗効果により、最大0.075mmの精度を維持しながら、全身をわずか約1分ほどでスキャンすることが可能です。
また、24bitのフルカラースキャンに対応しており、モデルの色彩も忠実に再現します。広域スキャン、作業効率改善
ブルーレーザーでは最大506mm×433mm@600mm、NIRレーザーでは1245mm×754mm@1000mmとワンショットで捉えるキャプチャエリアが広範囲のため、大型モデルであってもスキャン時間を短縮することができます。このエリアを活かし、Sermoon S1一台で最小5㎣から最大4000㎣の大型モデルまでスキャンすることが可能です。
これにより、マーカーを貼る手間が大幅に削減され、短時間で準備を終えることが可能です。
その結果、作業効率が向上し、大型モデルのスキャンであっても作業時間の短縮を図ることができます。ユーザーフレンドリー設計

わずか508gの軽量ボディに加え、手ブレ補正制御が精度を維持しながらスムーズなトラッキングをサポートするため、長時間の作業でも安定したスキャンを実現します。
本体上部にあるボタンから、スキャンの開始/停止やレーザーモードの切替など手元で一括して行えるため、作業効率を高めます。
ブルーレーザーでは特に周囲光の影響を受けにくく、拡散もしにくいという特性を持っています。また、レーザーの明るさの自動露出機能も備わっていることから、自動最大100,000ルクスという炎天下の光の強さであっても一貫したスキャン性能を発揮します。
モバイルデバイスを接続することでミラーリングにも対応しているので、PC画面をみることなく手元でスキャンの様子を確認しながら作業を進めることができます。複雑な処理を、自動で簡略化
キャリブレーションでは、付属のキャリブレーションボードを使用し、画面の指示に沿って作業するだけで、誰でも簡単にキャリブレーションが完了します。
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3Dスキャナ構造図

Sermoon S1 機械仕様
| シングル ブルーレーザーモード | 7本のパラレル ブルーレーザーモード | 34本のクロス ブルーレーザーモード | 近赤外構造化光モード | 遠赤外構造化光モード | |
|---|---|---|---|---|---|
| 最大精度 | 0.02mm | 0.075mm | |||
| 容積精度 | 0.02mm+0.08mm/m | 0.075mm+0.1mm/m | |||
| スキャン速度 | 108,000点/秒、 最大90fps | 756,000点/秒、 最大90fps | 1,428,000 点/秒、 最大90fps | 4,600,000 点/秒、最大30fps | |
| 最小スキャン体積 | 5mm x 5mm x 5mm | 150mm x 150mm x 150mm | |||
| 単一スキャン範囲 | 205mm x 147mm @200mm 293mm x 217mm @300mm 355mm x 289mm @400mm 417mm x 361mm @500mm 506mm x 433mm @600mm | 293mm x 217mm @300mm 417mm x 361mm @500mm | 689mm x 375mm @500mm 1245mm x 754mm @1000mm | ||
| 焦点距離 | 200~600mm | 150~400mm | 200~600mm | 170~500mm | 200~1200mm |
| アライメントモード | マーカー/グローバルマーカー | マーカー/グローバルマーカー/形状/テクスチャ | |||
| 野外スキャン | 100,000ルクス以下 | 50,000ルクス以下 | 100,000ルクス以下 | 30,000ルクス以下 | |
| 本体サイズ | 225mm x 53mm x 76mm | ||||
| 本体重量 | 508g | ||||
| ソフト対応OS | Windows 10 / 11、macOS 11.7.7 以上 | ||||
| 出力形式 | OBJ/STL/PLY/ASC | ||||
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