金属プリントを当たり前の手法に

誰もが利用できる金属プリンタを

金属3Dプリンタに特化し事業を展開するXact Metal社は、「金属3Dプリンティングをより身近なものにする」という使命に情熱を注いできました。
金属プリントならではの複雑形状の実現、製品の軽量化などが、今後の製造業において価値ある役割を担う可能性があるにも関わらず、実際には経済的障壁により限られた企業にしか普及していない事実に着目。
高品質な金属プリンタを可能な限り低価格で導入できるようにすることで、誰もが金属プリントを当たり前に利用できることを目指しています。

着実な歩みこそが成功につながる

高度な技術と独自性を備えた専門家チームを有すXactMetalには、航空宇宙工学、機械工学、金属工学、材料工学のスペシャリストが集結。3Dプリンタや検査技術の経験を活かした開発が行われています。
その開発姿勢は実直です。「大きく飛躍するのではなく、現実的な期待を持ってスタートするプログラムの方が成功する」との思いでXact Metalは従来の金属粉末床融合(PBF)の基本を踏襲し、最先端技術を組み合わせていくことで独自の造形方法を確立してきました。小さなステップの積み重ねにより、目標とする金属プリンタを実現させています。

徹底した顧客第一主義

Xact Metal は金属プリントをもっと手頃な価格にしたいという考えで、2017年、小さなプリンタを作るところから始まりました。
2019年にはXYガントリーシステムで動作する初のPBF方式の小型プリンタを発表します。そこで価格を抑えたプリンタの必要性を再確認すると共に、造形スピードを求める圧倒的多数のユーザの声を受け、方向を転換。速度を維持することができるガルバノレーザ搭載機「XM200G」を開発しました。
近年は、大きな部品や大量生産をサポートをしてほしいとの要望を反映して大型モデルの開発に着手。常に顧客のニーズに応えることを第一に歩みを進めています。

若い力と革新的なアイディアで世界を変える

Xact Metal社の原動力はまさしく若い力です。ペンシルベニア州のステート カレッジに拠点を置く同社は、アメリカのスタートアップ企業が多く集まるイノベーション パークで事業展開しています。
街にはペンシルバニア大学のキャンパスがあり、Xact Metal は未来ある学生に惜しみなく金属プリントの技術とチャレンジの機会を提供しています。
「本気で世界を変えたい」という若い人々の強い思いとエネルギーは、金属プリント業界の革新と新しいアイディアを生み、XactMetal独自のソリューションへと繋がっています。