大型モデル向け3Dプリンタ
Belluloは、大型機をお探しの方向けの熱融解積層方式(FDM)の3Dプリンタです。ラインアップには最大500mm角が造形できる「Bellulo500」と、より大きい600mm角のモデルを一括で造形可能な「Bellulo600」の2つのモデルがあります。
簡単・手軽な運用方法や万全のサポート体制で、初めての方にも安心してお使いいただくことができます。また、用途に合わせたパーツのカスタマイズも可能で、作業効率の向上や活用の幅を広げるための増設機としてもご活用いただけます。
安定した造形で滑らかな表面品質を実現
モデルの反りを防止するヒートベッドや、樹脂のダレを抑える冷却ファンなど、安定した造形のための様々な機構を搭載。FDMの造形プロセスや材料樹脂が持つ特性によって起こるエラーを防止し、滑らかな表面品質を実現しています。造形モデルを幅広い用途に使用することができるため、お客様に安心して運用していただくことができます。
手軽・スムーズに運用できる
プリントデータの準備からプリント完了までを、スムーズに進めていただくことができます。Belluloには、プリントデータの作成や条件設定をするためのスライスソフト「Simplify3D」が付属しています。シンプルかつわかりやすい操作で誰でも簡単にプリント設定をすることが可能です。
作成したデータはSDカードに保存してBellulo本体のスロットに差し込むだけでデータの転送が完了。その後は簡単な設定だけで造形を開始することができます。
*USB経由でのデータ転送も可能です。
Bellulo付属材料のプリント設定について
Belluloに標準で採用しているPolymaker社製フィラメントは、弊社にて最適なパラメータの開発を行っております。導入後は、自社での設定値開発に時間をかけることなく、安心して造形を始めていただくことができます。
導入後も安心のサポート体制
Bellulo
初めての方にも安心してBelluloを運用していただけるよう、弊社ではサポート体制を整えております。Belluloの操作方法に関する内容をはじめ、より効果的なプリント設定など、運用全般に関するご質問にお答えいたします。
「造形が上手くいかないのはなぜ?」「表面をもっと滑らかにするには?」など、お困りごとやご要望がございましたら、お気軽にお問合せください。
独自の機構で安定した造形
モデルの反りを防止するヒートベッド
FDM方式の3Dプリンタは、温めて溶かした樹脂を積層していくため、材料の熱収縮によって反りが生じやすいという特徴があります。特にモデルの1層目は接しているテーブルとの温度差が大きく、材料が急激に冷やされることで収縮し、反りが生じます。それにより、積層面がテーブルから剥がれやすくなったり、1層目に反りが生じたことで上の層にも影響が及んだりするなど、モデル全体の品質低下に繋がってしまう可能性があります。
Belluloでは、テーブル全体を最高110℃まで加温することができるヒートベッドを採用。材料とテーブルの温度差を小さくすることで反りを防止し、モデル品質を保ちます。
樹脂ダレを抑える冷却ファン
円筒や薄壁といった1層あたりの造形時間が短くなる形状は、前の層のフィラメントが硬化しないうちに次の層が積層されることがあります。そうすると、硬化していない下層は上層の重みを受けることで断面が波打ったような形状になり、ダレが発生してしまうことがあります。
Belluloのヘッド付近には2基の冷却ファンが搭載されており、積層しながら材料を適度に冷やして硬化することでダレを防ぎ、品質を安定させます。
ノズルとテーブルの距離を一定に保つオートレベリング機能
造形中は、テーブルとノズルの距離を一定に保ち続ける必要があります。しかし大型機になるにつれて造形テーブルも大きくなり、自重によってたわみや歪みが生じてしまいます。その結果、造形位置によっては積層ピッチにムラができてしまったり、テーブルに定着せず剥離したりするなどのトラブルの原因となります。
Bellulo500/600では、造形開始前に自動でテーブル面の高さを計測するオートレベリング機能を搭載(*)。計測結果を基に、造形中のテーブルとノズルの高さが一定になるよう制御することで、大型機の課題となっていたテーブル歪みによるトラブルを回避することができます。
*テーブル上の特定箇所(16点)をセンサによって計測しています。
揺れや傾きを防止するテーブル駆動
造形テーブルの揺れや傾きは、造形モデルの品質に影響を与えるため、移動時の安定性は大切なポイントとなります。
Belluloの本体は板金でできており、モータの駆動やヘッドの移動による影響を抑えて安定した造形が可能です。
また、造形テーブルをZ軸方向に移動させるボールねじをテーブルの左右に1本ずつ配置し、両側からテーブルを支えることで傾きを防止しながら造形することができます。さらに、ボールねじの左右にリニアシャフトを備えることで、テーブルの駆動をより安定させ、移動による揺れや傾きを防ぎます。
手間なく無駄なく材料交換
材料を送り出すエクストルーダ部分には材料切れを検知するセンサが搭載されています。造形途中に材料が切れた場合は、ヘッドの稼働を停止し、本体のLCDモニタに材料切れをお知らせするメッセージを表示します。
材料はヘッドを動かすことなく簡単に交換することができ、交換後は本体のボタンを押すだけで造形を再開できます。また、すばやく短時間で作業を完了できるため、材料切れによる造形物の積層表面への影響や造形失敗などを防止することができます。
自由自在なカスタマイズ
使用したい材料や用途に合わせて、Belluloの造形サイズ(本体サイズ)や造形ヘッド、ノズルなどの各パーツをカスタマイズすることができます。そのほか、お客様の運用環境に合わせたパーツの追加等も承っております。
「超大型造形モデルを作成したい」「モデルの使用環境に適応できる材料を使用したい」など、お客様のご要望や目的、お困りごとをヒアリングいたします。まずは、こんなことがしたい!をお聞かせください。
Bellulo 材料交換/対処方法
01材料交換編
01
造形を開始する前に材料を交換する、一般的な材料交換法の動画です。
各交換方法や対処方法の基本になりますので、是非ご覧下さい。
02造形中の材料交換編
02
造形中に材料を交換する方法です。
大物造形や材料の残りが少ない場合、そのまま造形を継続すると途中で停止したままの状態となり生産効率が悪くなってしまいます。
そのような場合は前もって新しい材料に交換ししてから造形を継続する方が効率的な運用ができます。
03材料切れ対処編
03
造形中に材料が無くなってしまった場合の対処方法です。
Belluloは材料が無くなった場合、材料検知器により自動的に「材料交換モード」に移行し一時停止します。その際の対処方法をご紹介しています。
Belluloスペック表
機械仕様(標準モデル) | Bellulo500 | Bellulo600 |
---|---|---|
造形方式 | 熱融解積層方式(FDM) | |
ヘッド数 | 1 | |
最大造形サイズ | 500×500×500 mm | 600×600×600 mm |
積層ピッチ | 0.05 - 0.4 mm | 0.1 - 0.4 mm |
ノズル径 | 0.5 mm | |
ノズル最大温度 | 260 ℃ | |
本体サイズ | 735×725×840 mm (専用台:高さ510 mm) |
833×852×962 mm (専用台:高さ580 mm) |
本体重量 | 85 kg (専用台:45 kg) |
140 kg (専用台:55 kg) |
消費電力 | 100 V, 1200 W | 100 V, 1500 W |
テーブル最大温度 | 110 ℃ | |
オートレベリング機能 | ○ | |
データ入力形式 | STL | |
データ転送方法 | SDカード, USB(PC接続) | |
付属ソフト | Simplify3D(スライサー/サポートデータ作成等) | |
付属ソフト システム要件 |
Windows 8, 10(32/64 bit) Mac OS X |
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付属品 | PolyLite PLA:3kg × 1 Simplify3Dライセンス × 1 電源ケーブル × 1 USBケーブル × 1 その他、備品/工具類 |
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材料 | 国産フィラメント(ABS/PLA) PolyLite PLA PolyMax PLA(ABSライクPLA) PolyFlex TPU95(軟質エラストマ系) ほか ※各材料 直径1.75 mm |
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*上記は標準モデルの仕様となります。 造形サイズやヘッド仕様、ノズル径などのカスタマイズも承っております。お気軽にお問合せください。 *上記以外の材料につきましても対応可能です。お問合せください。 |
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