スキャンデータとCADをシームレスに繋ぐ強力なソリューション

Scan-to-CADは、スキャニングから、メッシュデータへの変換、編集、モデリングまで、一連の流れを強力に後押しするリバースモデリングソフトです。スキャンしたメッシュデータの最適化・整形を行いお使いのCAD環境へ移行できることで、製品開発やリバースエンジニアリングなどへスムーズに繋げます。製品を市場に投入するまでの発案から構想、エンジニアリング設計、製品開発まで、様々な用途において威力を発揮します。

スキャンからモデリングまでをシームレスに連携
「Scan-to-CAD」は、CREAFORM製品付属の制御ソフト「Creaform.OS」にプラグインする形で利用することが可能です。
「Creaform.OS」を利用して3Dスキャンしたデータは、タブの切り替えでそのまま編集ソフト「Scan-to-CAD」へと移行することができます。モデルデータのエクスポート等の手間がなく、非常にスムーズです。また、主要なCADには直接エクスポートすることも可能で、スキャンからモデリングまでをシームレスに完結します。

迷わず操作できる分かりやすいインターフェース
インターフェースは、視覚的なアイコン表示と見やすい文字、ナビゲーションパネル等によって迷いなく操作できるようデザインされています。
スキャン → 後処理 → ジオメトリ抽出 → CAD連携までの流れは全て集約されており、作業の流れに沿ったカテゴリ分けとタブの切替えで直感的にモデリングまで行うことが可能です。

01【Creaform.OS】リアルタイムにプレビューを見れる制御ソフト
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Creaform.OSは、CREAFORM製品のあらゆるアプリケーションに共通する「ソフトウェア基盤」です。
3Dスキャン作業では、ナビゲーションパネルでメッシュの解像度やノイズ処理などの設定を確認したり、リアルタイムで3Dモデルが構築されていく様子を確認できます。また、アライメント(位置合わせ)やエンティティ抽出などの機能により、原点や軸方向の設定をしたり、簡単な測定まで行うことが可能です。

02【Scan to CAD】スキャンデータの最適化ソフト
02
スキャンして得たメッシュデータをCADモデルに変換していくための後処理ソフトです。穴埋め/ノイズ除去/平滑化などのメッシュ編集はもちろん、オートサーフェス機能なども備えています。
また、メッシュ形状から平面/円/円柱/長方形などの基本形状の抽出、正確なエッジや断面線の取得、スケッチから押し出し・回転等を使った簡易なソリッドの作成が可能です。

03【Scan‑to‑CAD Pro】リバースエンジニアリングを単体で完結※オプション
03
Scan to CADの機能に加えて、2D/3Dモデリング機能を内蔵しています。CADソフトへの移行なしにCADモデルを完成できる、本格的なリバースエンジニアリング統合モジュールです。
スキャン断面からの直接スケッチ作成や、押し出し・回転・カット操作といった豊富なモデリングツール機能を備えています。
Scan-to-CADでできる形状認識とデータ移行

データ形状に対応する幾何フィーチャーを自動認識
Scan to CADの強みは3Dスキャンデータ形状を認識し、それが含む形状や断面を抽出しCAD要素化できるところにあります。
クイックエンティティ・円柱・平面・穴・曲面などのエンティティから当てはめたい項目を任意に選択し、スキャンデータに当てはめていくことでCADでモデリングを行うための参照要素として揃えていくことが可能です。
エンティティはCAD上で参照ジオメトリとして使える
Scan-to-CADで抽出したフィーチャは、CAD上でそのままモデリングのための要素として使用可能です。スキャンデータの断面を取得し、スケッチとして扱えるため、スキャンデータの形状を有効活用しながら寸法・拘束に基づく高精度な設計が可能になります。最小限の操作で3D CADモデルを簡単に作ることができ、2次加工や設計変更を効率的に行うことが可能です。

お持ちのCADへスムーズな連携
エクスポートは.iges、.step、.dxfなど主要なファイル形式で作成可能です。
また、SOLIDWORKS、Autodesk Inventor、Autodesk Fusion 360、Siemens NXといった主要CADとは直接連携しており、ソフト内のエクスポートボタンをクリックすると目的のソフトが起動し、自動でデータ転送されます。押出や回転などのフィーチャ単位で再構成された状態で表示されるため、スムーズにモデリングを行うことが可能です。
Scan-to-CAD Proで完結するリバースモデリング

素早く描画・偏差確認までできる充実のスケッチ
スケッチ機能では、線/円/スプラインといった基本的な描画機能はもちろん、スキャンデータから自動で2Dスケッチを描画するオートスケッチや測定機能(スマートディメンション)、偏差確認まで搭載されています。
スキャンデータを認識・活用したスケッチが描けることで対象物の形状を忠実に反映したモデリングの土台となる要素を作成することができ、モデリング作業の効率を大幅に向上させます。

幾何形状認識で自動モデリングを行える
クイックプリミティブ機能
メッシュの平面/円柱/球/円錐といった幾何学的な基本形状を自動的に抽出して組み合わせ、CADモデルを直接生成することが可能です。
必要に応じて手動での微調整やカスタマイズ、他のプリミティブへの切替え等ができ、断面から押し出した複雑形状部分などと統合して形状を作成していくことが可能です。確定ボタンを押すと、メッシュから独立したCADフィーチャーとして取り出すことができます。

オートサーフェスでスキャンを活用したモデリング
スキャンした自由形状や微細なディテールは、オートサーフェス機能によって自動的に認識され、CADで扱える自由曲面に変換されます。生成されたサーフェス形状を利用してブロックをカットすることで、スキャンデータをもとにしたソリッドデータの作成が可能です。
さらに、パラメトリック(数値指定)での形状作成と組み合わせることで、スキャンによる形状取得とCADモデリングの利点を組み合わせた効率的な3Dモデリングが可能です。
Scan-to-CADスペック表
ソフト仕様 | Scan-to-CAD | Scan-to-CAD Pro |
---|---|---|
IGES/STEP CADファイルのインポート/エクスポート | 〇 | 〇 |
メッシュ編集ツール | 〇 | 〇 |
サーフェス | 〇 | 〇 |
位置合わせ | 〇 | 〇 |
エンティティの作成 | 〇 | 〇 |
基本的な測定ツール | 〇 | 〇 |
2Dスケッチ | - | 〇 |
3Dモデリング | - | 〇 |
主要CADソフトウェアへのデータ移行 | 〇 | 〇 |
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