自動調整機能の使用方法について

調整方法紹介

自動水平調整機能

自動テーブル水平調整機能は、プリンタ本体が原点復帰(Z軸)を行う際に、自動で調整が行われます。
テーブルとシャフトをつなぐ接続部分に4つのひずみゲージを搭載しており、それぞれが水平になるように独立したモーターによって調整されます。
そのため、常に水平状態を保ったテーブルで造形することができます。

自動ギャップ調整機能

ノズル内部にはひずみゲージが搭載されており、ノズルとマシンが接触した際に発生する圧力によってテーブルとノズルの距離を調整します。
原点復帰のタイミングで自動で行われるようになっているため、常に適切なテーブルとノズルの距離を保って造形することができます。

自動テンションベルト調整機能

本体の画面からシステム→校正を選択します。
選択すると4種類の校正項目が表示されます。
ベルトの張力に左側の□にタッチしてください。
XYモーターモジュールにそれぞれ圧力センサーとベルトテンショニングモーターが搭載されており、ベルトの張力をアクティブに監視・調整します。
月に一度程度行うことをおすすめします。

自動カッター校正機能

本体の画面からシステム→校正を選択します。選択すると4種類の校正項目が表示されます。
カッター校正にチェックを入れます。
内部に搭載されたカッターの位置や動作を自動でチェック・補正します。
フィラメントの切断が常に最適な位置・圧力で行われるよう制御されるため、切断ミスなどのトラブルを防ぎます。
カッターの交換を行った際に行ってください。

振動パターンの最適化

高速造形時に発生する振動を抑制するため、K2 Plusはプリンタ本体の動作特性を解析し、
最適な補正を自動で適用する振動パターンの最適化機能(インプットシェイピング)に対応しています。
設定→校正から振動パターンの最適化を押すことで自動で調整が行われます。

オートレベリング機能

本体の画面からシステム→校正を選択します。オートレベリング左側の□にタッチしてください。
検出を開始を押すと、ノズルが昇温されます。ノズルに残った材料を溶融し、確実に取り除くためです。
取り除けたらマシンが自動で動き出し、テーブル上から合計81点の座標値を取得します。造形中はこの座標値をもとに自動で補正を行います。

自動流量調整機能

設定が有効の状態のとき、造形開始直後に自動で流量調整用のテストモデルがテーブル端の手前側2か所に造形されます。
テストモデルの造形後、最適な流量で造形が開始されます。
新しい材料を使用する際や材料切り替え後に行うのがおすすめです。