プロフェッショナルグレードの真空成形を卓上で
気軽に真空成型が始められる
真空成型機はこれまで、運用面、イニシャルコスト、設置スペースなどの課題から気軽に導入できるものではなく、多くの準備と多額の投資を必要とするものでした。
しかし、Vaquformはそのすべての面をクリアし、誰でも簡単にすぐに真空成形を初めていただけるように設計された革新的な卓上サイズの真空成型機です。
小型でも侮るなかれ
内蔵されるセンサー制御のセラミックヒーターが、僅か数分でシートを加熱し準備が完了。吸引速度とパワーを持ち合わせたハイブリッド吸引システムにより、高クオリティの成形を実現します。プログラムされたプロセスコントロールとセンサーにより、真空成型は初めてという方でも気軽に使いこなすことができます。
アイディアが簡単に作り出せる世界を
真空成形の技術が誰でも簡単に活用できるようにすることを目標として掲げ、工場でしか使用できないというイメージを払拭し真空成形をより親しみやすく (理解しやすく、使いやすく) します。
VAQUFORMは、人々がアイデアを実現するための手段の一つとなることを目的としています。
Vaquformの特徴
はじめてでも手軽に使える真空成形機
Vaquformは卓上サイズのコンパクトなボディに、セラミックヒータとパワフルな吸引システムを内蔵した真空成形機です。
シンプルな操作と、あらかじめ登録されたパラメータの利用で、誰でもかんたんにプラスチック成形を行うことができます。
手軽さとクオリティを兼ね備えた使い勝手の良さは、プロトタイピングから小ロット生産まで幅広い用途でお使い頂けます。
3ステップでかんたん成形
本体は簡単に組み立てることができ、その後は電源につなぐだけですぐに使用することができます。
また、シンプルさを追求した構造と操作性で、①材料の選択/②シートの温め/③レバーを下げて成形・冷却/の【3ステップ】で成形が完了します。
操作中はパネルに表示される指示文やイラスト、ビープ音に従うだけでスムーズに成形作業を行うことができます。
その場で成形、スピーディーな検討が可能に
Vaquformは、型とシートの用意だけで様々な用途の成形品を作ることができます。たとえば、包装容器や外装カバー、搬送トレイなど、 デザインや包装する物の形状に合わせオリジナル性の高い製品を作ることが可能です。
型は金属やケミカルウッドなど様々な素材のものが使用可能ですが、3Dプリントモデルを利用することもできるため、形状の修正やデザイン変更を容易に行えます。
卓上ですぐに使える手軽さで、シート材料選定の試作や形状確認、商品包装の検討といった工程をスピーディーに進めることが可能になります。
手軽ながら確かなクオリティ
オフィスや作業場にも置けるようなサイズ感と操作の手軽さが特長のVaquformですが、その内部にはセンサ管理のセラミックヒータとプロレベルの吸引力を持つ真空ユニットを搭載しています。
赤外線センサによる最適な温度管理や、2段階の真空吸引工程など、周囲の温度変化や各材料の特性に対応するための機能が揃っています。それにより、成形の仕上がりにバラつきがなく、常に再現性の高い成形品を作ることができます。
事前にプログラムされた材料情報
プラスチックは種類によって特性が大きく異なり、成形には知識と技術を要します。Vaquformには、素材ごとに必要な情報が既に組み込まれているため、はじめての方にも安心して成形を行って頂けます。
10種類以上の材料に対応したパラメータが登録されており、素材と厚みを選ぶだけで、最適な加工をスタートします。
また、オリジナルの材料設定や、パラメータなしの手動での加工もできるため、登録されていない任意の材料を使用頂くことも可能です。
シンプルなインタフェイスでかんたん操作
操作に使うのは、選択・決定キーとスタートボタンのみです。
パネルに表示される材料の種類と厚さを選択し、スタートボタンを押すだけで加熱を開始します。ヒータの設定温度と現在温度は共に表示されており、加熱開始後の温度上昇の推移を数値で確認することができます。
手順に沿ってイラストと指示文が表示されるので、次に何をすればいいのかがわかりやすく、加熱開始や成形終了はビープ音で通知されるため、スムーズに作業を進めることが可能です。
徹底した温度管理で安定の仕上がり
本体上部には、プラスチックシートを加温するためのセラミックヒータが搭載されており、セットしたシートを数分のうちに温めます。
最適な昇温速度は材料ごとに異なるため、登録されているプログラムをもとに加熱量を調整し、シートを最適な加熱状態にします。温度管理はIRセンサ(赤外線センサ)で行っており、毎秒10回、0.1℃単位でシートの温度を感知します。気候や室内温度による影響を受けることなく、成形の仕上がりが安定しているので、いつでもクオリティの高い成形品を作ることができます。
ハイブリッドバキュームシステムでコンパクトかつ高品質
01内蔵された真空ユニットですっきりコンパクト
01
Vaquformにはハイブリッドバキュームシステムが内蔵されており、高気流の吸引を生み出すためのスクリュと、高い吸引圧力をかけるための真空ポンプから構成されています。
こうしたプロレベルの高い吸引機能を備えながらも、システムの軽量化と小型化を実現(特許出願中)。卓上サイズの本体に全て収めることを可能にしました。
真空装置を外付けする必要がないため接続の手間がありません。電源1つと省スペースで使えることも手軽さのポイントです。
022段階吸引で細かなエッジも再現
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Vaquformの真空工程は2段階に分かれています。1次吸引では、低い真空圧力(-20kPa)と高速気流で型とシートの間の空気を約90%排出。仕上げの2次吸引では高い真空圧力(-85kPa)でじっくり強力吸引をかけ、そのままシート厚みに応じて時間調節しながら冷却を行います。そうすることで細かなエッジやコーナーまでシャープに再現します。
材料ごとの成形条件もらくらく設定
Vaquformには下記10種類以上の材料プログラムとカスタムモードが用意されています(2021年11月現在)。
登録された材料の場合、素材と厚みをパネル上で指定するだけで最適な温度と加熱量が設定されるため、確実に成形を行うことができます。
またカスタム設定を使えばその他の素材を使用することも可能です。ファームウェアは随時更新されており、素材の多様化に合わせ材料プログラムも追加されていく予定です。
Vaquform オペレーション動画
01セットアップと組立て編
01
Vaquformの開梱から組立て・セットアップまでの流れをご紹介しています。
02真空成形編
02
Vaquformでの実際の真空成形を通して、操作の流れ・吸引の様子をご紹介しています。
素材・モード選択と操作について
【登録材料】
HIPS ABS PVC PETG PMMA PC HDPE PP KYDEX EVA VFLEX
【カスタム】
上記にない素材の場合。USER1 USER2 USER3
【マニュアル】
手動モード/すべての自動機能オフ。
成形温度はパネル表示をもとに判断し、加熱・冷却時間も任意の間隔で行います。スタートボタンを押すごとに、加熱→1次吸引→2次吸引と順番に進みます。
【クリア】
IRスペクトルで透明とされる素材用モード。
VaquformではIRセンサ(赤外線センサ)による温度管理を行っているため、赤外線範囲外にあたる透明素材を扱う場合、センサはオフになります。任意の判断でスタートボタンを押し、手動で真空を開始します。
※センサが動作するPETGおよびPVCの場合は、標準プロファイルを使用できます。
Vaquform DT2仕様
ヒータ
セラミックヒータ、中赤外線センサ
真空システム
ビルトイン、ハイブリッドバキュームシステム
制御
LCDパネル
最高加熱温度
250℃
本体サイズ
L335 x W400 x H405 mm
本体重量
10 ㎏
使用電源
100~240 VAC、50 / 60 Hz
消費電力
最大 1.32 kW
騒音レベル
最大 65 db
認証
CE、PSE、SAA、AS‑NZS
シートサイズ
L250 x W330 mm
シート厚さ
0.2~3.0 mm
※過熱のおそれがあるため、一部材料にシート厚さ制限が設定されています。 アクリル:1.5mm、PC:1mm
Vaquform 登録材料 HIPS 160℃ PC (ポリカーボネート) 190℃ ABS 170℃ HDPE (ポリエチレン) 155℃ PVC 170℃ PP (ポリプロピレン) 165℃ PETG 135℃ EVA 70℃ PMMA (アクリル) 175℃ Kydex® 180℃ Vflex 105℃
※「Kydex®」は、SEKISUI POLYMER INNOVATIONS, LLC.の登録商標です。
※ 材料に保護フィルムが貼付されている場合があります。事前に取り外してください。
カタログ
関連資料
マルスゴ
操作はかんたん! デスク上で本格真空成形できる!
「Vaquform」は、卓上で簡単に真空成形ができる機械です。成形をするための知識がなくても、簡単な設定だけで素材にあった真空成形をすることが可能です。コンパクトサイズでありながらも、クオリティの高い成形品を作ることができます。
【こんな人におすすめ】
・真空成形を始めてみたい
・省スペースで手軽に成形したい
・内製化でスムーズな検討を行いたい
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