世界中で活用される信頼のシミュレーションソフト
「VERICUT」は、NCプログラムから工作機械の実動作に基づいて加工を高速にシミュレートします。
実加工前に、CAMで作成したNCデータの検証をPC上で行います。工作機械とその動作を完全に再現し、プログラムによるエラーや衝突などのトラブルを未然に防ぎます。 NC工作機械をトラブルから守り、安定した工程計画を実現することができます。
CNCマシンの守護神
あらゆるマシンをトラブルから守る
VERICUTは、CNC機械、複合加工機や複合旋盤、5面加工機、5軸加工機などの『GコードNCプログラム』シミュレーションに対応し、機械動作におけるマクロプログラム、システム変数、マクロ変数、ATC動作、パレットチェンジなどの機内動作を細部まで忠実に再現します。
これにより、工作機械や工具を不慮の事故から守りながら、安全に使用することができます。
また、様々なオプションによって自社に合ったカスタマイズができるため、あらゆる加工現場で活用することができます。
世界が認めるNCシミュレーション・最適化・解析ソフト
CGTechは1988年、米国カリフォルニア州で創業以降、NC工作機械シミュレーション・ソフトウェアにおける世界的なリーディング・カンパニーです。
航空宇宙産業をはじめ、自動車、鉄道、金型、家電、発電、重工業などのあらゆる生産現場で使われ、世界のシミュレーションソフトの中でもっとも高い評価を受けるシミュレーションソフトこそが「Vericut」です。
VERICUT の製品構成とオプション機能
ベリフィケーション (基本モジュール)
VERICUTはモジュール単位での販売となっています。
「ベリフィケーション(基本モジュール)」にオプションを追加することで機能を後から追加することができます。
基盤となるベリフィケーションは、3軸フライス加工と2軸旋削(複数のセットアップ位置を含む)を検証します。回転4軸および5軸位置決め/割り出し動作における、工具、材料、および治具間の衝突を検出するにはマルチアクシスモジュールが必要です。マルチアクシスを追加して、位置決め中の衝突を検出し、4軸と5軸の連続フライス、穴あけ、旋削、およびミルターンの複合操作中に切削を行います。
マシンシミュレーション
マシンシミュレーションは、スライド軸、ヘッド、タレット、回転テーブル、スピンドル、ツールチェンジャー、治具、ワークピース、切削工具、その他のユーザー定義オブジェクトなど、すべての工作機械コンポーネント間の衝突と干渉を検出します。コンポーネントの周りに「干渉ゾーン」を設定して、近接距離をチェックしたり、移動超過エラーを検出したりできます。
オプティパス (最適化)
NCツールパスファイルを読み取り、加工動作を多数の小さなセグメントに分割します。必要に応じて、各セグメントで除去された材料の量に基づいて、発生した各切削条件に最適な送り速度を割り当てます。次に、元のツールパスと同じですが、送り速度が改善された新しいツールパスを出力します。サイクルタイムを短縮し、加工効率を向上させることができます。
モデルエクスポート (CADモデル出力)
NCプログラムで加工中のどの段階でも、切削形状をCADモデルとして出力できます。
CGTech 独自のアルゴリズムによってファイルのサイズを最小化する一方、穴やフィレット、コーナー半径、ポケットのフロアや壁といった加工部品を保持します。
その結果、高い精度を誇る「まるで加工されたような」モデルができます。
マルチアクシス (多軸制御)
VERICUTで多軸のミリング、穴あけ、旋盤、およびミル/ターンの複合操作をシミュレーションできます。
加工中の材料に包括的な3D衝突チェックが適用されます。これにより、加工プロセス全体を確認し、ワークピースと工作機械のエラーを同時にチェックできます。機械加工部品とツールホルダー、ボーリングバー、ツールブロック、タレット、その他のコンポーネント間の干渉などのエラーが検出されます。
NCマシンプロービング (機上計測)
加工途中のワークをタッチプローブで検査する機上計測をシミュレーションします。
プローブ形状の定義、接触停止した座標の記録などの機能が追加されます。
加工途中の切削モデルに対してプローブ動作の指示を与える事ができるので、プローブ・プログラムの作成に最適です。
インスペクション (検査シート)
インプロセス形状(加工途中のソリッド)の寸法を記載した検査シートを自動的に作成します。
これにより実用的な検査シートを簡単、かつ効率的に作成する手順が確立できます。
また、検査シートはシンプルなテンプレート(ひな形)を用いて自由にカスタマイズすることができます。
インプロセスを使って、グラフィカルなソリッド形状から検査箇所を指定することで、素早く簡単に検査シートを作成できます。
EDMダイシンキング (型彫放電)
放電加工の失敗を解明するためには、切削したワーク(材料)、電極とそのNCデータなど多くの検証が必要です。
荒取りしたワークに対して、複数の電極を使用した放電加工をシミュレートします。一度で速やかに正しい結果を検証できるのです。
オートディフ (比較検査)
CADで設計した3DモデルとCAMで作成されたNCプログラムのシミュレーション結果を比較し、切削による誤差を自動的に検出できます。
PC上で削り残しや削りすぎを加工前に把握し、修正することで作業の効率化、コスト削減を実現します。
CAD/CAMインターフェイス
各種のCAD/CAMと連携させて、ベリカットをCAD/CAMの一機能のように使用できます。もちろん、Mastercam内からVERICUTを一発起動。工具、ツールパス、モデルなどの設定情報をVERICUT内に正しい座標位置、オリエンテーションと共に渡します。ベリカットでシミュレーションを行っている間もMastercam内で作業が続けられます。
推奨システム要件
OS
Windows10 Professional (64ビット)、Windows11 Pro(64bit) ※VERICUT V9.4以降
プロセッサ
Intel Core i7 または Xeon 以上
メモリ
32GB 以上
グラフィック
4GB GPU RAM 以上の NVIDIA Quadro
モニター
1,920 x 1,080 以上の解像度、 デュアルモニター
ストレージ
75GB 以上の空き容量がある ソリッドステートドライブ (SSD)またはNVMeドライブ
ポインティング デバイス
マウスホイール付3ボタンマウス (3Dconnexion Space Mouseを サポート)
最小システム要件
OS
Windows 10 Professional (64ビット)、Windows11 Pro(64bit) ※VERICUT V9.4以降
プロセッサ
Intel Core i7 または Xeon
メモリ
16 GB以上
グラフィック
2GB GPU RAM 以上の NVIDIA GeForce
モニター
1,920 x 1,080 以上の解像度、 デュアルモニター
ストレージ
50GB 以上の空き容量がある ソリッドステートドライブ (SSD)
ポインティング デバイス
マウスホイール付3ボタンマウス (3Dconnexion Space Mouseを サポート)