「採算性」を最優先する低価格マシニングセンタ
Yornew MX400は、加工性能に妥協することなく「圧倒的低価格」を実現した、イニシャルコスト削減可能なマシニングセンタです。
多品種少量の部品作成や試験加工、自動車などのアルミ部品の小ロット生産など、常に採算性が関わってくる切削加工の製造原価を下げることができる一台です。
生産性効率化に貢献する1台

導入コストを大幅削減
新たな設備投資による業務効率化は、原価低減の重要な手段の一つです。MX400は国内大手CNCと比べて約1/3の価格で導入していただくことが可能です。
初期費用を大幅に抑えることで投資回収期間を短縮でき、長期化による経営体力の消耗の回避につながります。
加工単価の低い案件や少量生産、試作用途にも対応できるようになります。

専用機・サブ機としての導入で適材適所の活用
比較的単純な加工の専門機としてMX400を追加導入することで、求められる部品精度や加工内容に合わせたマシニングの使い分けを行うことが可能です。
部品精度を必要以上に求めないことが重要になります。要求精度が高くなればなるほど、使用する加工機も高価なものを選択しなくてはならないし、面粗さの要求が高いと職人の手磨きの工数まで発生してしまいます。簡単に言えば、要求精度が低く、加工目のままで良い部品は比較的安価となります。
これまでメイン機を中断させて行っていたプログラムの確認や試作加工などの作業をサブ機で行うことができ、単発で投資回収の早い案件やコスト高になりがちな外注加工などを社内でスピーディーに行うことができます。

生産全体を効率化
MX400が加わることにより、メイン機の不要な段取り停止を避け、時間的なロスやテスト加工などの無駄なコストを低減することが可能です。
オーバースペックになりがちなメイン機をより付加価値の高い加工や本来の量産加工に専従させることができるようになるため、全体的な生産性を向上させることができます。
基本機能を押さえた小型CNC

安定加工を叶える構造設計
広い加工範囲を実現し、重切削に耐えうる高い剛性の門型(ガントリー型)構造を採用しています。ベース部分は1200kgの重量となっており、高剛性かつ変形への耐性が強く寸法精度や加工再現性の向上を可能にしています。

コンパクトかつ強固な筐体
幅1420mm×奥行1400mmの省スペースに設置できる筐体は
鋳物ベースの高剛性フレームを採用しています。
振動吸収性と剛性が高く、安定した切削精度を確保することが可能です。

汎用性と剛性を両立するBT30テーパ主軸搭載
主軸スピンドルにはBT30を採用しています。サーボモータとストレートに直結するカップリング構造で、動力の伝達ロスが少なく高精度な回転運動を実現します。高トルク仕様の6,000min-1と高速回転仕様の24,000min-1の2種類をラインアップしています。また、エアパージ機能により主軸内部にエアを連続的に流し込むことで、クーラントや粉じんなどの異物がシール部分から内部に侵入するのを防ぎます。

駆動系に全軸にサーボモータ搭載
X軸・Y軸・Z軸すべての動作軸がサーボモータ駆動であることに加え、C3クラス精密ボールねじとPグレード(精密級)のリニアガイドレールを使用滑らかで高速な動作と高精度な位置決めを可能にします。多機能なCNC搭載で固定サイクル・リジットタップなどの加工を行うことができます。
高剛性鋳造筐体+全軸リニアガイド+高精度ボールねじを採用し、安定した加工を実現
鋳造された堅牢な筐体をベースとしています。
主軸の送りには全軸にリニアガイドと高精度ボールねじを採用し安定した加工を実現します。
ATC(8本)を標準搭載
ATCはタレット式、工具交換はダイレクトキャッチ方式を採用しています。
加工時は収納されるためツールホルダに切子が付着しない仕組みとなっています。
8本ツールマガジンを標準搭載。幅広いツールに対応し、多工程加工もスムーズに実行

コンパクトながら広いストローク
X400mm×Y500mm×Z200mmの動作範囲で小~中規模ワークに特化しており
少量多品種生産や試作品製造など多様なニーズにも柔軟に対応できます。

ISO・Gコード準拠ですぐ使える
一般的なコードに加え、各種固定サイクルコードおよびマクロプログラムの呼び出しが可能です。

様々な材料に対応
アルミなどの軽金属から鉄などの重切削までできます。ドリル穴ではアルミ:12mm、鋼鉄:10mmが可能です。

クーラント装備で様々な金属加工に対応

摺動面自動給油システムでメンテナンス負担を軽減
機械仕様 YORNEW MX400
機械仕様 | YORNEW MX400 | ||
---|---|---|---|
移動量 | X軸 | 400mm | |
Y軸 | 500mm | ||
Z軸 | 200mm | ||
テーブル | 作業面の大きさ(長さ×幅) | 400×500mm | |
最大積載質量 | 200kg | ||
T溝寸法(呼び寸法×間隔×数) | mm×mm×3 | ||
主軸 | 回転速度 | 6000min⁻¹ | 24000min⁻¹ |
出力 | 3kW | 4.5kW | |
ツールシャンク形状 | BT30(最大Φ㎜) | ||
精度 | 位置決め精度 | ±0.01mm | |
送り速度 | 早送り速度(X・Y) | 35,000mm/min | |
早送り速度(Z) | 25,000mm/min | ||
切削送り速度(X・Y・Z) | 10,000mm/min | ||
4軸追加オプション | テーブル直径 | Φ125mm、Φ170mm | |
テーブルインロー | Φ深さmm 貫通なし | ||
傾斜動作範囲 | +° -° | ||
最大積載質量 | kg | ||
垂直時センタハイト | mm | ||
電動機 | 主軸用モータ(XY) | 0.75Kw AC Servo | |
主軸用モータ(Z) | 1.2Kw AC Servo | ||
切粉処理 | 切削油:クーラント用モータ/タンク容量 | L | |
所要原動力 | 電源(V) | 3相 380V | |
機械の大きさ | 機械高さ | 2,000mm | |
所要床面積(幅×奥行) | 1,400mm×1,100mm | ||
機械質量<正味重量/総重量> | 2,000kg/2,100kg |