速さも、色も、品質も。低価格FDMの常識を覆す3Dプリンタ
Creality のフラグシップモデル3Dプリンタ「K2 Plus Combo」は、これまでの低価格帯のFDM方式3Dプリンタの常識を一新するモデルです。
高い表現力と造形品質、そして圧倒的な造形スピードを、誰もが手にできる価格で実現しました。
速く、美しく、多彩に。
K2 Plus Comboは、FDM方式3Dプリンタのさらなる活用を実現するプリンタです。
速さと品質を両立させる優れた装備
高速造形と高品質の両立は、FDM方式プリンタの大きな課題の一つでした。
しかし、K2 Plus Comboは、こだわり抜いた充実の装備や筐体設計により、この課題をクリア。
その結果、高速でも安定した品質を維持し、短時間で理想の仕上がりを実現します。
高出力100Wのシリンダー型ヒーターを備えた高流量ホットエンドを採用。
ノズル周囲を効率的に加熱する構造により、フィラメントをすばやく均一に溶融。
高速造形中も安定した押出が可能で、大量吐出が求められるモデルでも安定した吐出を可能にします。

庫内に2基の補助冷却ファンを配置。
高速造形では、押出直後のフィラメントが冷える前に次の層が重なるため、反りや形状の崩れが起こりやすくなります。補助ファンが冷却を即座に行うことで、積層ごとの安定性を保ち、シャープな造形を可能にします。

あらかじめ最適化された高速造形パラメータが用意されています。
高速プリントでは、温度や速度、冷却設定などの微調整が必要で、試行錯誤に時間と手間がかかります。
しかし、このパラメータを使うことで、調整の手間なく最適な設定で造形が可能です。

K2 Plusは全軸の駆動にステップサーボモータを採用。内蔵のエンコーダによりモータの動作を常に監視し、ズレがあればリアルタイムで補正します。これにより、高速駆動時でも脱調を防ぎ、安定した造形を実現します。

X軸には、摩擦が少なく滑らかな動作を実現するリニアガイドを採用。
プリント中のヘッド移動を安定させ、高速造形時でもブレやガタつきを抑え、モデル細部の形状まで正確かつキレイに再現します。

フレーム構造には、軽量かつ高強度な航空グレードのアルミダイキャストを採用しています。
これにより、発生するたわみや微細な振動を抑え、高速駆動時でもブレのない安定した動作を実現します

従来のFDMプリンタでは同時に使えるフィラメントは2色が一般的でした。最大16色を同時に使用するカラー造形
Creality K2 Plus Comboは、そんな常識を覆す独自のCFSユニットとプリントヘッド構造によって、最大16種類のフィラメントを自動で切り替えながら、1つのモデルに多彩な色彩を表現可能です。
また、このCFSシステムを活用することで異素材の組み合わせも可能となり、サポート材との使い分けや造形途中の材料切れの際に自動で交換できるなど、より活用の幅を増やすことができます。
多色造形を実現した機構
プリントヘッド内部にカッターを搭載
フィラメントの切り替え時には、プリントヘッド内に組み込まれたカッターがフィラメントを物理的に切断。これにより、シングルヘッドでも確実かつスムーズに複数の材料を切り替えることが可能になります。色や素材の混ざりを防ぎ、安定した多色・多素材造形を実現します。

ヘッド内部に残る材料を取り除くパージ機構
フィラメントの切断後、ヘッド内部に残る端材は自動パージによって除去されます。庫内奥には外部へとつながる専用の排出機構が設けられており、そこから不要な材料を押し出して内部にゴミを残しません。
さらに、ヘッド先端に付着した残留物はブラシによって自動で清掃され、常にクリーンな状態を保ちます。造形中にはワイプタワーも自動生成されるため、材料の混ざりを防ぎ、美しい多色造形を実現します。
誰もが簡単に運用できる自動調整機能
3Dプリンタの魅力は、誰でも扱える手軽さにありますが、従来はキャリブレーションや調整といった工程に経験や技術が求められることも少なくありませんでした。
K2 Plusは、これらの必要不可欠な調整作業を自動化。Zオフセットの調整からベッドレベリング、ノズルの補正まで、経験を必要とする作業をすべてマシンが自動で行います。
初心者、経験者問わず、誰が使用しても常に同じ安定した品質での調整を実現します。

市場に出回る様々なフィラメントに対応
優れた温度管理機能によって数多くの材料に対応できます。

01最大350℃まで昇温できる高温ノズル
01
K2 Plusに搭載されたノズルは、最大350℃までの高温に対応。PLAやABSはもちろん、ナイロンやポリカーボネートといったエンプラ系素材も安定して溶融できます。
さらに、ノズルには昇温性に優れたヒーターと、耐摩耗性の高い素材を採用しており、カーボンファイバー(CF)やガラスファイバー(GF)などのフィラー入りフィラメントも安心して使用可能です。

02造形中の反りを抑制する2つのヒータ
02
K2 Plusには、造形品質に大きく影響する「反り」を抑えるための2つのヒーターが標準搭載されています。
造形テーブルは最大120℃まで加熱可能で、材料の定着力を高めて造形中の剥がれを防止。さらに、庫内全体を最大60℃まで温めることで、温度差による内部応力を低減し、ABSやPAなど反りやすい材料でも安定した造形を実現します。
基本装備も充実
庫内カメラ

造形の進行状況をリアルタイムで確認でき、離れた場所からでもPCやスマートフォンを通じて造形状況の把握や異常の早期発見が可能です。
長時間のプリントや夜間稼働時も安心して運用できます。
フィラメント検知

造形中にフィラメントが無くなると自動でプリントを一時停止します。
トラブルによる造形の失敗や材料の無駄を防ぎ、大型造形や長時間のプリントでも安心して運用できます。
活性炭フィルタ

造形中に発生する微細な臭気を活性炭フィルタが吸着。
造形中に発生するニオイを軽減し、より快適でクリーンな造形環境をサポートします。
ご家庭やオフィスでも使いやすい、配慮された設計です。
停電時復旧

突然の停電や電源トラブルが起きても、造形の続きから自動で再開できる「停電復旧機能」を搭載。
長時間のプリントでも、最後まで安心して造形できます。
フレキシブルプレート

造形プレートにはフレキシブルタイプを採用。
造形後はプレートを機外に取り出して軽く曲げるだけで、モデルを簡単に取り外せます。
機械仕様
K2 Plus | |
---|---|
造形方式 | 熱融解積層方式(FDM) |
最大プリントサイズ | 350×350×350mm |
ノズル数 | 1 |
ノズル最高温度 | 350℃ |
ノズル径 | 0.4mm |
最小積層ピッチ | 0.05mm |
テーブル最高温度 | 120℃ |
チャンバヒータ温度 | 60℃/th |
最大プリントスピード | 600mm/s |
フィラメント径 | 1.75mm |
データ転送 | USB / WiFi / イーサネット |
ソフトウェア | Creality Print 5.0またはそれ以降のバージョン |
データ入力形式 | Gcode |
タッチスクリーン | 4.3インチ |
本体サイズ | 495×525×640mm |
本体重量 | 35kg |
使用電源 | 100V |
最大消費電力 | 1200W |
エアフィルタ | ○ |
CFS拡張 | 最大4基 |
CFS仕様
CFS(Creality Filament System) | |
---|---|
製品寸法 | 379×314×276mm |
重量 | 4.56Kg |
フィラメントスロット | 4 |
乾燥方式 | 乾燥材 |
フィラメントバッファ | 入力×4 出力×1 |
拡張可能数 | 4 |
RFIDフィラメント識別 | ○ |
対応フィラメント径 | 1.75mm |
対応機種 | K2 Plus |
電源 | DC24V(K2 Plusに接続している間、追加電源は不要) |
消費電力 | 20W |
対応スプール | 1Kgフィラメントスプール(スプール直径197~202mm、厚さ42~68mm) |
フィラメント自動供給 | ○ |
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