材料一覧
お役立ち資料

トラブルシューティングガイド
Form 3シリーズ運用時のエラー例や対処法を解りやすくまとめた資料です。
“もしも”のトラブルを
素早く解消することができます。
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プリントエラー解消ガイド
失敗した造形物の症状から、原因と
対処法を見つけることができます。
すぐに実践できる改善方法で
理想的なプリントが実現できます。
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3Dデータ作成ガイド
モデルの形状や特性に合わせた設計をすることが3Dプリントのポイントです。
このデザインガイドは、Form 3シリーズおよびForm 2での最小限の機能の概要を説明したものです。
※テストプリント環境:クリア樹脂/レイヤ厚さ100μm(他の種類の樹脂やレイヤの高さでは条件や結果が異なることがあります。)
※各"Form 3"の記述は"Form 3 シリーズ"を表します。

From 3: 0.2mm
Form 2: 0.4mm
肉厚が推奨値より薄いと、モデルをレジンタンクからはがす際にモデルが反ってしまうことがあります。

Form 3: 0.2mm
Form 2: 0.4mm 肉厚が推奨値より薄いと、プリント中にモデルが反ってしまったり、モデルがビルドプラットフォームから外れてしまったりすることがあります。

Form 3: 5.0mm
Form 2: 3.0mm オーバーハング部分のはみ出しが推奨値より長いと変形します。PreFormで「内部サポート」を選択すると、プリントモデルを土台にして通常より細いサポートで支え形状を維持することができます。

Form 3: 10°
Form 2: 19°
オーバーハングの角度が平面から推奨値未満に設定すると、モデルをレジンタンクから剥離する際に折れてしまう恐れがあります。
※例は 縦35mm×横10mm×厚さ3mm

Form 3: 29mm
Form 2: 21mm 幅5mm×厚さ3mmのブリッジ形状の場合、長さが推奨値を超えると破損することがあります。形状の幅を広くし短くすることで、モデルがレジンタンクから剥離する際の破損を防ぐことができます。

Form 3: 0.2~1.0mm(高さ7~30mm)
Form 2: 0.4~1.5mm(高さ7~30mm) 長さが直径の2倍を超えるようなワイヤ形状のプリントでは長さと直径の比率が重要です。例えばForm 3の場合、幅1.0mmのワイヤ状の形状では高さ長さが30mmを超えると変形し始めます。

Form 3: 0.1mm
Form 2: 0.1mm
エンボス加工部分の厚さ・高さが0.1mm未満の場合、加工が見えなくなることがあります。

Form 3: 0.15mm
Form 2: 0.4mm 彫刻部分の厚さ・高さが推奨値未満の場合、彫刻が見えなくなることがあります。

Form 3: 0.5mm
Form 2: 0.5mm クリアランスが推奨値未満の場合、モデル同士がくっついてしまうことがあります。

Form 3 :0.5mm
Form 2: 0.8mm 穴の直径や深さが推奨値未満の場合、穴が閉じてしまうことがあります。

Form 3: 2.5mm
Form 2: 3.5mm
密閉された空間を持つモデル(空洞のある球体や筒形状)がビルドプラットフォームに直接プリントされている場合は、樹脂を流し出すためのドレンホールが必要です。ドレンホールがないと樹脂が詰まり、モデルが破裂する恐れがあります。
Preformのプリント設定の注意点
Form 3は指定した積層厚さでスライスしたモデルデータを、1層ごとに硬化と剥離を繰り返し立体化していきます。カップ形状を含むモデルは、レジンタンクから剥離される際に空気や樹脂材料の逃げ場が無くなり、モデルがレジンタンク側に引っ張られたようになります。その結果、モデル形状が陥没したり、ビルドプラットフォームから落下するといったプリントエラーに繋がる恐れがあります。 Form 3がプリント中のモデルへの負荷軽減を実現しているとはいえ、真空に近い状態でかかるモデルへの負荷は非常に大きくなりますので、Preformの設定時には「カップ表示」を必ず使用して確認してください。


カップ表示は、モデルをプリント中に真空状態になる 箇所を示します。表示された状態でプリントすると、 モデルの変形やプリントエラーの可能性があります。 カップ表示を解消するには、開口部がビルドプラット フォーム側を向くようにモデルの向きや角度を調整する 必要があります。
試作・評価の段階の応じたドラフトレジン:Draft Resinの活用
ドラフトレジン:Draft Resinは積層ピッチを敢えて大きな設定するとともに少ないUV光源で硬化するため、スピーディな試作・評価を実現した材料です。他の材料が25~100μmの設定が可能なことに対し、ドラフトレジン:Draft Resinは100/200μmの選択が可能です。
積層表面は積層ピッチの痕がわずかに目視できるほどですが、広く普及している熱融解方式のプリントモデルのような仕上がりです。細かいディティールの再現は難しくなりますが、早さが求められる場面で大きなメリットを発揮します。